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フィリピン、独立記念日を祝いイベント開催、海外旅行回復を見据えキャンペーンも展開

  • 2022年6月8日
フィリピン観光省 東日本代表のニール P. バレステロス氏(中央)

 フィリピン観光省(DOT)はこのほどメディアイベントを開催し、最新情報やキャンペーンを案内した。イベントの冒頭でDOT東日本代表のニール P. バレステロス氏は「フィリピンはビザが必要なく、(ワクチン接種証明書などがあれば)到着後の隔離もありません。ブースター接種済みであれば入国前のPCR検査などの陰性証明も必要がなくなりました」と挨拶。

 同省は世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)が発行しているセーフ・トラベル・スタンプを取得し、現地の観光地や宿泊施設などへガイドラインに沿った安全基準の実施と順守を推奨しており、「4月にはWTTCのグローバルサミットがマニラで開催され世界各国から600人以上のVIPが参加した」(バレステロス氏)ことも報告し、フィリピン渡航の安全性をアピールした。

フィリピン観光省 アシスタントディレクターの横山泰彦氏

 同省アシスタントディレクターの横山泰彦氏からはフィリピンへの入国条件と展開するキャンペーンについて説明。日本人はビザなしで観光、商用、短期留学の目的で30日以内の滞在ができ、入国に際しては「パスポートの残存有効期間が入国時に6ヵ月以上」「30日以内にフィリピンから出国する航空券の所持」「ワクチン接種証明書」「One Health Passの登録」が必要となる。また、5月30日からブースター接種済みであれば、出発48時間以内のPCR検査、または24時間以内の抗原検査の陰性証明書は不要となった。

 キャンペーンについては、マニラ、セブ島、ボホール島などの60の宿泊施設が特別料金で利用でき、フィリピン航空(PR)とセブ・パシフィック航空(5J)の運賃が最大75%割引となる「フィリピンへ行こう!」特別キャンペーンを案内。予約・販売期間は2022年6月1日から30日までで、旅行期間は2023年6月出発分まで。

 そのほか、エス・ティー・ワールドと「フィリピン サマーキャンペーン」も実施予定でセブ島やボホール島などの高級ホテルに滞在するパッケージツアーやダイビングに特化したプランを用意するという。また、ハードロックカフェ東京とタイアップで「MEET PHILIPPINES」を展開。食の疑似トラベルとしてフィリピンの国民的料理リエンポやイナサルチキン、ハロハロなどを提供。オリジナルグッズが当たる特典も用意している。

フィリピン航空 東京支店旅客営業部部長の今井康明氏

 イベントではPRと5Jからもプレゼンテーションをおこなった。PR東京支店旅客営業部部長の今井康明氏は現在、日本(成田/羽田/名古屋/関空/福岡)から週36便を運航しており、7月からはセブへの直行便を増便予定で成田線が月6便、関空線が月2便となることを案内。またフィリピン独立記念日セールも実施中で6月6日から19日までマニラ線が5万8000円から販売。そのほか航空券購入で海外旅行保険が自動加入となるサービスや変更手数料が回数制限なしで無料となるサービスもおこなっている。


セブ・パシフィック航空 日本支社営業部部長の渋澤清孝氏

 5J日本支社営業部部長の渋澤清孝氏からは現在の運航スケジュールを案内。成田、名古屋、関空、福岡からマニラまで週13便を運航しており「コロナ前の約3割程度」だが、6月1日からはプロモ運賃を販売しており増便も視野に入れているという。またLCCとしてアジア初となる持続可能な航空燃料(SAF)を使用したフライトを開始したことを発表しており、2030年までに全路線でSAFを使用することを目標に掲げている。



※訂正案内(編集部 2022年6月9日9時20分)
訂正箇所:第6段落第4文
誤:変更手数料が1回限り無料となる

正:変更手数料が回数制限なしで無料となる

お詫びして訂正いたします。