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【若手ホテリエに会いに行くvol.3】東横INN赤羽駅東口 頓阿弥悠奈さん

  • 2022年1月18日

お客様を出迎えるだけではない、フロント業務の魅力
「25時間勤務」を活かして趣味や資格取得も

 飲食業界からホテル業界へ転身した頓阿弥悠奈(とあみ ゆな)さん。東横INN赤羽駅東口でフロントを務めて4年目になる。サービス業が好きでフロントの道を究めたいという頓阿弥さんに、仕事への思いや今後の目標を聞いた。

東横INN赤羽駅東口の頓阿弥悠奈さん

-まずはご自身の紹介をお願いいたします。

頓阿弥悠奈さん(以下敬称略) 埼玉県の出身で、高校卒業後は飲食店で6年半ほど働いていました。転職を考えていたときに、たまたま新聞広告に載っていた東横INN JR川口駅西口店の新規オープンの広告を母に紹介されて、それをきっかけにこの東横INN赤羽駅東口店のオープニングスタッフとして採用されたのが、2019年1月のことです。フロントの担当として現在4年目になります。

-ホテルへの就職を決めたきっかけは何ですか。

頓阿弥 元々、転職するのであれば一度サービス業を離れて別の経験を積もうと考えていました。また、それまでビジネスホテルに宿泊したことがなく、ピンと来ていない部分もあり、「ホテル」というものに敷居の高さも感じていました。ですがやはりサービス業には心惹かれるものがあり、自分でも調べてみたところ、東横インは女性をフィーチャーしている企業という点に好感が持てたことと、25時間勤務(2回の休憩を挟んで朝10時30分から翌日11時30分の勤務。その後2.5日の休日となるシフト)に衝撃と興味を覚え、思い切って飛び込みました。

-実際にホテル業界に入ってみていかがでしたか。

頓阿弥 入社してみると、自分がチェックインを担当したお客様を翌日チェックアウトでお見送りすることができる喜びもあります。また、地元で採用をする方針から、出身地が同じ方も多くて働きやすいですし、25時間勤務も生活にメリハリがついて、趣味の時間なども充実させることができ、自分には合っていると感じています。今は同期のスタッフとギターを習いに行っています。

 オープニングスタッフとして仕事を始めた頃はインバウンド最盛期でもあり、毎日外国のお客様も多く、今思えばしっちゃかめっちゃかな状態でした(笑)。まさに怒涛の日々で、印象的なホテリエキャリアのスタートでした。

 今では有難いことにリピーターさんも増え、顔見知りのお客様も増えました。また、東横インはアットホームなホテルを目指していますので、「お客様の名前をお呼びする」ということを大切にしており、例えば外出からホテルに戻られたとき「おかえりなさいませ、〇〇様」とお声がけします。またその回数を支配人に報告してお客様コミュニケーションの一つの指標にしています。そうするとお客様にも顔と名前を覚えていただけて、それが喜びややりがいにも繋がっています。

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