アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク、「新型コロナウイルス」の影響‐続報 (10/05の状況)

  • 2021年10月7日
  • 出典:OTOA

「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島、グリーンランド及びデンマークの状況をお知らせいたします。

日本の厚生労働省・各自治体が発行する「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」(和英)の有効性について、アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマークの各所管部署と確認が取れております。

また、アイスランド及びグリーンランドについては 日本で受診・発行のPCR陰性証明書の有効性を確認済です。

アイスランドからの帰国時は、欧州各空港で入国せず乗り継ぎで帰国する場合、PCR検査を受け(有料、7,000 ISK)、厚生労働省所定のフォームを作成・準備すれば入国が可能となり、その後10日間の自宅隔離となります。

検疫・出入国要件はそのつど変わりますので、最新情報は必ず渡航前に各国大使館にご確認ください。

■ アイスランドの状況

◎ 日本からの旅行者の出入国時の検疫要件

日本からもワクチン接種完了者のみ、入国・旅行ができます。

2回目の接種から14日以上経過した「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」及び日本出発前72時間以内に日本で受診・取得した「PCR検査陰性証明書」をアイスランド行き航空便の搭乗手続き時、及びケフラビク空港到着時に提示、また日本出発前72時間以内に以下のフォームに事前登録してバーコードを準備することで入国が可能となり、旅行者は空港到着時のPCR検査受診は不要です。但し、7日以上滞在する業務渡航者は、空港到着時にPCR検査が必要です。

→ 事前登録フォーム(visit.covid.is: Registration)

 https://visit.covid.is/registration/

出国時の搭乗手続き時は、出発の72時間前以内にレイキャヴィクにて受診・取得したPCR検査の陰性証明書の提示が必要で、それを踏まえ厚生労働省の指定のフォームを完成しアイスランドを出発する必要があります。なお、出国前のPCR検査で陽性となった場合には隔離施設で療養後、PCR陰性証明書を取得した後に出国が可能となります。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況

新規陽性者数は国内検査で44名、入国時PCR検査を受けた人の中での陽性者は4名、現在隔離中の感染者363名。入院者は9名、うち集中治療室に入っている人は1名、死亡者数累計は33名です。

感染の疑いのある国内の自主隔離者数は2,074名、入国者の自己検疫者数は439名で自宅等で経過観察中です。これまでの感染者累計は12,305名です。

人口の74.8%にあたる276,522名が2回目のワクチン接種を完了し、1回目を含めると国民の76.2%が接種を完了、50,626名が3回目のブースター接種を完了しております。

なお、現在の国内の規制は10月20日まで延長となります。

アメリカがアイスランドへの渡航警戒レベルを4から3に下げましたが、すでに連日多くの旅行者がアイスランドを訪れております。

■ フェロー諸島の状況

◎ 出入国時の検疫要件

昨年2020年7月以来、日本から入国&旅行が可能となっておりましたが、本年4月01日以降は、2回目のワクチン接種後8日を経過すれば、空港到着時「ワクチン接種証明書」及び「入国前3日以内に受けたPCR検査陰性証明書」を提出し、空港でカード決済にてPCR検査を受け、その日の夜か翌日の正午までに判明する結果が陰性であれば、即旅行が可能となる運用が継続しております。

空港到着時のPCR検査は9月01日に終了となりましたが、到着2日前に一回(有料)、到着2日後に一回(無料)のPCR検査の受診を医療最高責任者が強く推奨しております。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

現在の感染者数は121名、これまでの感染者数累計は1,246名となっています。検疫中の人は405名、入院者は1名、死亡者数累計は2名です。

12歳以上の人口で見ると、現在81.6%が2回目の接種を終え、1回目を含めると85.9%が接種を完了しております。

リスクの高い高齢者は、3回目の接種の予約が可能となりました。

アトランティック航空のフェロー諸島~コペンハーゲン空港間のフライトは、一昨日10月05日は4便が運航しております。

■ グリーンランド

◎ 出入国時の検疫要件

9月06日より2回目のワクチン接種済み旅行者は、コペンハーゲンでの搭乗手続き時に「接種後14日経過したワクチン接種証明書」及び「入国前72時間以内に受診・取得したPCR陰性証明書」を提出し、「Summut用紙」を電子申請すれば搭乗・入国が許可され、到着時のPCR検査や入国後の自己隔離は免除され、即旅行が可能です。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

現在の感染者は52名、死亡者は0名、累計の感染者数は600名、国立病院の入院者は2名です。

現在人口の65.4%にあたる36,991名が2回目のワクチン接種を完了、1回目を含めると73%が接種を完了しております。

2021年7月01日よりコペンハーゲン~カンゲルルスアーク線が週4便となり、日本を含め外国人は1便223名まで搭乗でき、10月01日からは1週間の入国者数の制限が撤廃されております。

なお、ワクチン未接種者は、国内線への搭乗が不可となっております。

■ デンマーク

国内すべての規制が解除されておりますが、日本はEU渡航基準を超えているため、現在も「オレンジ国」に分類されております。

◎ 出入国時の検疫要件

日本からは、所定の「ワクチン接種証明書」(接種後14日経過、1年経過してないこと)、及び入国前72時間以内に取得した「PCR検査陰性証明書」の提出により、到着後の隔離も不要、宿泊を伴う場合も含め乗り継ぎが可能です。

※参考: デンマーク政府の旅行者向けホームページ

 → Travelling to Denmark as a tourist

  https://en.coronasmitte.dk/covidtravelrules

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

デンマークの現在の感染者数は8,547名、入院者数は95名で、うち11名が集中治療室に入っております。死亡者数は2,665名で、PCR検査を受けた累計数は42,177,944名です。

国民の74.6%が2回目の接種を完了、76%が一回目の接種を完了しております。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会