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ウィズコロナの現地レポート、ニューヨーク編-世界の「今」を駐在員の視点から

レストラン


他州での感染拡大を鑑み店内飲食が依然として禁止、屋外飲食のみ可能。ニューヨーク市では屋外営業できる敷地をもともと持っていない飲食店への救済策として、店舗が面して歩道および車道1車線分を使ったパティオ営業が許可されております(届出要)。

 ソーシャルディスタンス確保したテーブル配置、車道との間に厚さ18インチ(45cm)以上のバリアを設ける、1グループ最大10名まで等、パティオ営業には許可を受けるには基準があります。8月現在市内では約9700の店舗が営業許可を受けております。

Starbucks Reserve Roasteryの歩道&車道を使っての営業風景。2020年7月トランスオービット・ニューヨーク支店スタッフ撮影

 そのほか“食”につきましては、上半期は前年比150~200%増収増益になっているスーパーマーケットもあるとの報道が出ております。

レストランはデリバリーとピックアップ(お持ち帰り)にビジネス重点を移行し、その為のオーダーアプリ(Grubhub, Seamless, DoorDush, UberEats等)がとても充実してきています。

PCR検査&抗体検査

トランスオービット・ニューヨーク支店スタッフが訪れた簡易検査所テントは市営住宅の一角に

 ニューヨーク州では米国人、外国人、在住ステータス問わず誰でも無料でPCR検査および抗体検査を受けることが可能となっています。ニューヨーク市内には既存病院をはじめ数十カ所で検査を受けることができ、到着すると最初に問診票と連絡先を記入。任意で国籍・人種・性的指向・信仰宗教を記入する欄もありました。検査受診したスタッフによると提出書類は名前確認のため日本のパスポートのみでOKでした。

問診票

日本とのフライト&空港の様子

 国内線、国際線問わず各社がフライト便数を減らし運航しており、8月に入りましても空港施設は利用客の少ない状況が続いております。また、ニューヨーク主要3空港(JFK, LGA, EWR)につきましては、空港関係者と当日フライトチケット持った者以外はターミナルビルへ立ち入らないよう制限が続いております。新型コロナウィルス流行前は下記3社いずれもニューヨークへダブルデイリー運航を予定しておりましたが、下記のとおり減便して運航されています。

JAL
HND-JFK(JL003/004): 9/30まで運休
HND-JFK(JL005/006): 9/30まで週2便運航(日本 月・木曜発)、9/01~9/30まで週3便運航(日本 月,木,土曜発)
ANA
HND-JFK(NH109/110): 9/30まで運休
NRT-JFK(NH009/010): 9/30まで週3便運航(日本 日・水・金曜発)
United
NRT-EWR(UA078/079): 7/6からDaily運航中
HND-EWR(UA130,131): 9/07まで運休 ※9月以降運航計画は未定

 8/20現在、米国疾病予防管理センター(CDC)は日本を感染症危険情報レベル3(渡航中止勧告)に指定しています。米国政府は、もし日本から米国へ入国する場合は入国後ホテル等にて14日間の自己隔離と体温モニタリング、公共交通機関およびタクシーの使用を控えること等を要請しております。その他、直近14日以内に中国、イラン、シェンゲン協定国26か国、英国、アイルランドに渡航歴ある永住者以外の外国人は入国不可。

 ニューヨークはウィルスの勢いが落ち着き、少しづつでございますが観光再開の準備が進んでおります。ウィルス感染収束と、州を超えての移動後ならびに国外から到着後の14日間の自己隔離ルール解除が待たれる当節でございます。

株式会社トランスオービット
米国本土・ハワイ・カナダ・オーストラリア・韓国に現地法人を有するランドオペレーター
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