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ウェールズとカタール航空が共同セミナー、首都カーディフ就航で

  • 2018年4月3日

中嶋氏  ウェールズ政府とカタール航空(QR)はこのほど、共同セミナーを開催した。QRが5月1日に週3便でドーハからウェールズの首都カーディフへの路線を開設することに伴うもので、ウェールズ政府日本代表の中嶋竹春氏は「QRの就航で新しい道が開ける。今までロンドンを経由していた方々がウェールズに来やすくなる」とアピール。また、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップについても触れ「ウェールズではラグビーが国技で、多くの人が日本へ来ることが予想される」と双方向交流にも期待した。

高橋氏  続いて挨拶したQR代理店営業部部長の高橋亮介氏は、カーディフ線就航について「1年以上前から就航を計画していた。注力しているデスティネーションの1つ」と強調。予約が好調に推移していることを伝えた上で「就航までに時間があったこともあり、旅行会社への販売施策が順調に進んだ」と語った。

 セミナーでは、ウェールズ政府上級外務担当官の小堀洋子氏が登壇して各都市を紹介。1955年に首都となったカーディフについては、かつてはローマ帝国軍が駐屯し、郊外にその名残りが見られることなどを説明した。ロンリープラネット社が昨年の「世界の旅行先トップ10」の第4位に選出した北ウェールズについては、ウェールズ内に6つある世界遺産のうち5つが集中しているほか、100年以上続くレトロな蒸気機関車、美しい海岸、渓流などがあることを訴求した。

 QRシニアセールスエグゼクティブの山崎直也氏は、現在ドーハからは英国へは4都市に就航しており、5月1日にカーディフ線が加わるほか、5月22日にはロンドン・ガトウィック線の運航も開始することを説明。そのほか、10月28日から成田線に導入する新たなビジネスクラス「Qsuite」について、隣接する2席をダブルベッドにできることや、中央の一部の座席を向かい合わせの4人掛けスペースにできることなどをアピールした。