山東省観光の夕べに400人 中国観光局、大阪で開催

 中国国家観光局駐大阪代表処と山東省旅游発展委員会は2017年12月22日、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で「2017年麗しい中国・シルクロード観光年〜山東省観光の夕べ〜」を開いた。日中国交正常化45周年記念と銘打って、大阪代表処と関係の深い旅行会社や地方自治体などを招いた忘年会も兼ねており、400人近くが参加する盛況ぶりだった。

 会場では山東省の観光プロモーションビデオが放映されたほか、泰山などの観光素材や関西からのアクセスについて紹介された。二胡の演奏のほか、著名な牛子華氏による水墨画の実演、航空券や山東省のホテル宿泊券などが当たる抽選会も行われた。

 中国国家観光局駐大阪代表処の劉海生首席代表はあいさつで「今年、中国から700万人が訪日する一方、日本から中国へ訪れたのは、一時に比べて回復傾向にあるものの300万人に満たない状況です。2022年の国交正常化50周年までに両国の交流人口が1500万人を突破できるよう、皆様のご協力をお願いしたい」と話した。

 日本側からあいさつした近畿運輸局の坂野公治局長、全国旅行業協会大阪府支部の吉村実支部長、JATA関西支部の角倉洋介事務局長らも口々にインバウンド、アウトバウンドとともに活性化するよう相互交流の必要性を強調した。


情報提供:トラベルニュース社