楽天トラベル、サイトリニューアルで次世代OTAへ[PR]

オプション販売でさらなるベストマッチングを実現

システムリニューアルより宿泊施設のオプション販売を導入予定

 リニューアルに伴いオプション販売方式も導入する予定だ。宿泊施設の部屋と、それ以外の食事などの要素(オプション)を分けて表示するもので、旅行者は初めに宿泊施設を決定し次に部屋を選択、その後に食事やスパ、貸切風呂などその他サービスをオプションとして選択する流れ。

 また新たな販売方式の導入は、宿泊施設にとっても宿泊プランの情報入力の負担を軽減するだけでなく、「設備やサービスを個別に分けて表示することで、これまで十分にアピールできていなかった宿泊施設の魅力が予約する人の目にとまりやすくなる」(高野事業長)という。旅行者、宿泊施設、楽天トラベルのいずれにとってもプラスが大きいこの新たな表示方法の導入に際し、楽天トラベルでは「全国に約250人いるITC(インターネット・トラベル・コンサルタント)が宿泊施設と一緒になって導入メリットを最大化できるようフォローしていく」(同)としている。

 また新春カンファレンスでは、楽天トラベルの民泊物件の掲載開始についても説明された。高野事業長は「宿泊施設には、民泊に需要を奪われるとの懸念があるかもしれない。しかし、6月の民泊新法施行後、民泊は旅行者の選択肢の一つになる。、楽天トラベル上に選択肢を増やし我々が集客の場としてのパワーを増せば、総合的に見て既存の宿泊施設にとってもプラスになる」と説明。楽天グループでは楽天LIFULL STAYが民泊事業を手掛け、海外の複数の民泊仲介サイトなどと業務提携してきたが、これまでは楽天トラベルでは取り扱ってこなかった。しかし9月ごろをめどに、取り扱いを開始する考えだ。