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トラベルポート、IATA代理店向けにPCI DSS認証支援ツール

  • 2017年12月13日

 トラベルポートはこのほど国際航空運送協会(IATA)公認代理店向けに、クレジットカード情報取扱い企業のためのセキュリティ国際基準「PCI DSS」の認証取得を支援するためのサービスを開始した。米国のセキュリティメトリクス社による日本語を含む多言語の自己問診ツールをオンラインで提供するもの。PCI DSSについては、今年3月にIATAが公認代理店に対し、準拠を義務化する文書を発出しているほか、来夏に施行が予定される改正割賦販売法においても、クレジットカード情報を取り扱うすべての企業に準拠が求められている。

 PCI DSSとは「Payment Card Industry Data Security Standard」の略称で、クレジットカード加盟店などにおける会員カード情報の適切な保護を目的として、American Express、Discover、JCB、MasterCard、VISAの5社が2004年に策定したセキュリティ基準。これまでに複数回の更新がおこなわれており、加盟店は準拠することにより不正アクセスなどのリスクを低減できるほか、企業価値や信頼度の向上につなげることができる。

 カード取扱件数が年間100万件以下の加盟店レベル3または4の代理店向けには、すでに査定用のウェブサイトを開設。年間100万件以上のレベル1または2の代理店については、より包括的なサポートやコンプライアンスプログラムの作成にも対応するとしている。