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日本航空、16年度の国際線旅客は0.8%減、中国や欧州が増加

  • 2017年4月25日

 日本航空(JL)は4月25日に発表した2016年度(16年4月~17年3月)の運航実績で、国際線旅客数は前年比0.8%減の839万4777人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は0.1%増と微増したところ、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は0.8%増となり、利用率は0.6ポイント増の80.3%となった。

 方面別では、旅客数が最も多かったのは「東南アジア」で3.3%減の329万3385人。以下は、「中国」が5.7%増の138万1802人、「米大陸」が7.4%増の119万4686人と続いた。

 旅客数の伸び率は「米大陸」が7.4%増で最も伸長。次いで「中国」が5.7%増、テロ事件による落ち込みからの回復傾向が見られる「欧州」は3.1%増の65万7685人となった。

 利用率は「ハワイ・グアム」が最も高く、0.3ポイント減の85.4%。以下は「韓国」が0.3ポイント増の80.8%、「東南アジア」が0.1ポイント増の80.7%となった。

 利用率の伸びが最も高かったのは「欧州」で、4.1ポイント増の79.8%。2位は「韓国」が0.3ポイント増、3位は「米大陸」と「東南アジア」が0.1ポイント増で、それぞれ79.1%、80.7%となるなど、5方面が前年を上回った。


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