バニラ、成田/セブ線就航、成田発初便はほぼ満席

  • 2016年12月27日

成田を出発するA320  バニラエア(JW)は12月25日、成田/セブ線を1日1便で開設した。同路線はJWの国際線としては7路線目で、日系LCCが日本からセブに定期便を運航するのは初めて。運航機材は180席のエアバスA320-200型機で、成田発初便には幼児3名を含む180名が搭乗。搭乗率は98.3%とほぼ満席だった。なお、成田発初便はフィリピンに台風が接近したため飛行ルートを変更。それに伴い、給油のために那覇に立ち寄った。

 同路線の主要ターゲットは日本人。セブが英語の留学先として人気であることから、レジャーに加えて学生や社会人などの留学需要も取り込みたい考えだ。JWによれば、日本人の予約は好調に推移しており、年末年始は満席の便もあるという。

就航当日には成田でイベントを開催。JWがコラボ中の「スポンジ・ボブ」が登場した  同社代表取締役社長の五島勝也氏はコメントを発表し、成田/セブ間が片道約5時間で移動でき、セブの平均気温は26度から27度と年間を通して温暖であることなどをアピール。「1月中旬から5月中旬は快晴が続き、海も穏やかな観光のベストシーズン」であることから、「冬のリフレッシュ旅や春休みの旅行はぜひ、家族や友人とセブへ足を運んでください」と述べている。

 一方、セブ発初便は幼児2名を含む50名が搭乗し、搭乗率は26.6%。セブ発着の航空券の発売時期が12月初旬と間際だったことなどから伸び悩んだが、年末年始の予約は順調に増加しており、今後はフィリピンでさらなる認知度向上をはかるという。