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エールフランス、シェフ招き機内食試食会、「美食の世界」アピール

  • 2016年3月1日

フランソワ・アダムスキー氏。調理中の料理は「サーモン 軽く燻製してさっと焼き 色とりどりの型抜き野菜を添えて」  エールフランス航空(AF)はこのほど、2015年10月から16年3月までパリ発長距離路線のビジネスクラスの機内食を担当しているシェフのフランソワ・アダムスキー氏の来日にあわせて、メディア向けの試食会を開催した。AFは11年から、フランス料理界を代表するシェフにビジネスクラスのメインディッシュのメニュー考案を依頼しており、これまでにはジョエル・ロブション氏やギィ・マルタン氏などが担当している。

AF/KL日本支社長のステファン・ヴァノヴェルメール氏  アダムスキー氏は、01年に世界的なフランス料理のコンクール「ボキューズ・ドール」で優勝したほか、07年にはフランス料理最優秀職人賞を獲得。現在はボキューズ・ドールでフランスチームの代表を務めているという。同社の機内食に対する取り組みについて説明した、エールフランス航空/KLMオランダ航空(AF/KL)日本支社長のステファン・ヴァノヴェルメール氏は「我々は高度1万メートルで美食の世界を展開している」と胸を張った。

「鱈 カリッとしたヘーゼルナッツのクランブル セロリと栗、お肉のソースを添えて」  試食会で提供したのは「サーモン 軽く燻製してさっと焼き 色とりどりの型抜き野菜を添えて」など6品で、いずれもアダムスキー氏がAFのために、AFの機内食を担当するフランスのケータリング会社のセルヴェール社のスタッフと開発したもの。アダムスキー氏はこれらのメニューについて「準備には9ヶ月から10か月を要した。食材は何を使うか、どのように加熱するかなど、機内食ならではの制約は多い」と述べた一方で、「AFの機内食メニューを担当するのは名誉なこと。フランスの美食大使のような役割を果たしている」と語った。