主要49社、15年上期の海外旅行は9.6%減、単価は2.5%増

  • 2015年11月17日

 観光庁が取りまとめた2015年度上期(15年4月~9月)の主要旅行会社49社の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比9.6%減の1兆535億2475万円となった。月別で見ると、すべての月が前年を下回り、四半期ごとの集計では第1四半期が9.1%減の4532億9169万円、第2四半期が10.0%減の6002億3306万円となった。

 企業別の取扱額で最も高かったのは、ジェイティービー(JTB)15社計で12.2%減の2247億5544万円。次いで、エイチ・アイ・エス(HIS)が5.5%減の1766億8760万円、阪急交通社3社計が16.3%減の1104億8677万円だった。

 前年からの伸び率では、DeNAトラベルが17.5%増の229億1382万円で1位に。2位は阪急阪神ビジネストラベルで10.1%増の201億7841万円、3位はジェイティービービジネストラベルソリューションズで7.0%増の293億1008万円となり、計6社が前年を上回った。

 募集型企画旅行に関しては、取扱額が12.1%減の3450億7796万円となった一方、取扱人数は14.3%減の153万2208人となり、単価は2.5%増の22万5216円と増加した。

 なお、海外旅行以外では国内旅行の取扱額は8.1%増の2兆2518億5969万円、外国人旅行は47.4%増の860億852万円となり、総額は2.5%増の3兆3913億9296万円となった。

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