新連合会長に増田さん(春日ホテル) 日旅連関西

 日本旅館協会関西支部連合会はこのほど、大阪市浪速区のホテルモントレグラスミアで2015年度通常総会を開いた。役員の変更では、新連合会長に増田友宏さん(奈良市・春日ホテル)が選出された。

 増田新連合会長は「副会長や理事、会員の皆さんの協力をいただきながら、会の運営に一生懸命取り組んでいきたい」と抱負を述べ、支援を求めた。

 総会の冒頭では北原茂樹・前連合会長があいさつし、日本旅館協会が針谷了会長体制になって1年が経過して支部連合会活動がスムーズに運営できるようになったと報告した。一方で、旅館経営を取り巻く環境がインバウンドの増加というフォローの風と、従業員不足で人材確保が課題というアゲインストの風の2つが吹いていることに言及。「この風を旅館が安心して働くことができる企業に成長していくために乗り越える好機と捉えたい」と訴えた。

 15年度事業計画は総務企画部がクレジットカード手数料の定率化推進など加盟メリットによる会員の増加や耐震対策、労務・金融問題の対応に取り組む。IT戦略部はユニレズ・日旅協オープンウェブへの加入促進、ネット予約倍増セミナーの継続、日観協ITセミナーの協力を推進する。インバウンド事業部はインバウンド誘客のための市場開発と日本旅館のPR、商談会の実施、外国人観光客へのおもてなしの研究とし、青年グループは21世紀における旅館像のあり方の研究や会員拡大などに取り組むことを決めた。

 本部活動報告は針谷会長自ら会務の立て直しや観光立国への貢献、会員メリットについて説明した。

 (15/08/04)



情報提供:トラベルニュース社