カンタス、燃油条件改定で下限引下げ、50米ドルで廃止に

  • 2015年3月19日

 カンタス航空(QF)はこのほど、2015年4月1日以降の燃油サーチャージの適用条件を変更した。同社によれば変動する為替レートに対応したもので、これまでは燃油サーチャージの徴収を止める基準となるシンガポールケロシンの市況価格を、1バレルあたり60米ドルとしていたが、今後は50米ドルまで引き下げる。

 あわせて、これまでは70米ドルを下回った場合に徴収していた3500円を、今後は60米ドルを下回った場合に徴収。同様に、80米ドルを下回った場合に徴収していた7000円を、今後は70米ドルを下回った場合に徴収するなど、徴収額を1階層ずつ引き下げる。徴収額の刻み幅については、改装利用者の混乱を避けるために変更はおこなわないという。

 なお、4月1日から5月31日までの発券分については、2014年12月から2015年1月までのシンガポールケロシン市況価格が1バレルあたり71.02米ドルであったことから、日本/豪州間のの片道で1万4000円から1万500円に変更する。

▽QF、日本/豪州間の片道燃油サーチャージ徴収額(2015年4月1日~)
90米ドルを下回った場合/1万4000円
80米ドルを下回った場合/1万500円
70米ドルを下回った場合/7000円
60米ドルを下回った場合/3500円
50米ドルを下回った場合/廃止