国内旅行業況、3期ぶりに改善-京阪神が2桁増に

  • 2014年9月17日

 日本旅行業協会(JATA)が8月7日から28日まで、会員各社に対し実施した旅行市場動向調査で、2014年7月から9月の国内旅行のDI値(※)は1となり、前期(2014年4月~6月)から1ポイント増加し3期ぶりの改善となった。6月時は7ポイント増の7を見込んでいたが、JATAによると台風や夏の天候不順、消費税増税の影響などもあり、見通しを下回った。

 業態別では、リテーラー1が27ポイント増と大きく改善。総合旅行会社は4ポイント増、インハウスは2ポイント増となった。リテーラー2は1ポイント減、国内旅行ホールセラーは17ポイント減だった。

 方面別では悪化した方面はなく、静岡(含伊豆)と九州が前期並みだった以外は全て前期を上回った。特に京阪神が6期連続で増加し、26ポイント増加の29と躍進。奄美・沖縄が18ポイント増、近畿が14ポイント増と2桁増となった。

 団体旅行では、教育は前年並みだったが、職場は7ポイント増、招待・報奨とサークル・親睦は6ポイント増と前年を上回った。個人観光旅行では、ファミリーが15ポイント増と大きく改善したほか、シニアが1ポイント増と増加。OLは前年並みだった。シニアはプラス13で、6期連続で2桁のプラスを維持した。


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※DI値は設問事項に対して「良い」、「普通」、「悪い」、「取扱なし」の4つを用意し、集まった回答を数値化するもので、設問事項に対する全体的なトレンドを量る指標となる。全ての回答が「良い」の場合はプラス100。JATA調査では、JATA会員会社の経営者などに対してインターネットでアンケートを実施し、業態、顧客層、方面別に業況判断をDI値を導出している。