成田、5月の国際線旅客数は1%減、国内線は21%増に

  • 2014年6月30日

 成田国際空港(NAA)によると、2014年5月の航空旅客総数(速報値)は前年比2%増の280万1522人となり、5月として第3位となった。このうち、国際線旅客数は1%減の236万3487人。羽田空港国際線2次増枠の影響などから、日本人旅客数は12%減の102万6395人と減少したが、訪日ビザ緩和などにより、外国人旅客数は18%増の82万438人と増加。5月として過去最高を記録した。通過客は前年並みの51万6654人だった。

 国内線旅客数は2013年夏ダイヤ以降の本邦LCCの新規就航や増便などが奏功し、21%増の43万8035人と、5月として過去最高となった。

 旅客便の航空機発着回数は、国際線で3%増の1万2872回と増加した。国際線は羽田空港の国際線2次増枠の影響で一部路線での減便や運休もあったが、13年夏ダイヤ以降の新規就航や増便もあり、前年を上回った。国内線は6%増の3909回。貨物便などを含む総発着回数は5月として過去最高の3%増の1万9105回となった。