travelvision complimentary

KNT-CT、11月の海外旅行は3.2%増-団体好調、クラツー2桁増も

  • 2014年1月12日

 KNT-CTホールディングスの2013年11月の旅行取扱状況(※)によると、海外旅行の取扱は前年比3.2%増の139億81万円となった。団体旅行は16.2%増の45億6152万円、企画旅行はホリデイが17.4%減の23億7233万円と減少したが、クラブツーリズムが11.4%増の38億3370万円と増加。その他海外企画を含めた企画旅行全体では1.8%減の62億2092万円となった。個人旅行は2.7%減の31億1837万円だった。

 近畿日本ツーリスト(KNT)が扱う団体旅行では、一般団体は円安の影響もあったが視察や研修、SITなどの需要を取り込み、15.7%と増加。学生団体も修学旅行を中心に16.1%増となり、団体計で15.8%増と2桁増加した。

 近畿日本ツーリスト個人旅行では、ホリデイで東アジア方面を中心として全般的に不調となった。各方面で低価格帯商品のラインナップを縮小した影響もあり、取扱人数、取扱額とも前年を下回ったという。一方、クラブツーリズムではアメリカ国立公園閉鎖の影響は残ったが、クルーズやSIT、オセアニア方面などが好調で、取扱額は16.2%増と増加した。

 海外旅行以外では、国内旅行が2.6%増の340億7917万円、国際旅行が23.0%増の10億257万円、総計は3.3%増の497億5746万円。国内旅行では、団体旅行が2.2%減の98億525万円、企画旅行はメイトが0.1%減の71億4450万円、クラブツーリズムが9.7%増の128億3686万円で合計6.0%増の199億8137万円、個人旅行は0.7%減の42億9255万円だった。


※近畿日本ツーリスト(KNT)、KNT個人旅行、KNT個人旅行販売、クラブツーリズム、KNT北海道、KNT東北、KNT中国四国、KNT九州、ユナイテッドツアーズ、KNT商事の合計値。2012年12月までに掲載した取扱状況の記事では、クラブツーリズム、KNT個人旅行販売(旧KNTツーリスト)、ユナイテッドツアーズの3社の数値は含んでいない