海外旅行業況、緩やかに回復、シニアが引き続き活発

  • 2013年12月19日

 次回調査に向けた見通し(2014年1月~3月)は、全体が今回の現況から4ポイント増となるマイナス15。業態別では大手の「総合旅行会社」が10ポイント増と回復への期待が最も高く、これに対して海外旅行ホールセラーと海外旅行系旅行会社は現況を下回る予想をしている。DI値自体の高低では、海外旅行系旅行会社がプラス17で唯一のプラス。インハウスがマイナス8で続いた。

 顧客層別では、春休みの需要に期待して学生が20ポイント増。その他はOLが2ポイント増となったのみで、現況と変化なし、もしくは数ポイント下回る予想となった。方面別は、今回調査との比較では増減ともに5ポイント内に留まっているが、ハワイと欧州はそれぞれ3ポイント減と続落している。

 なお、国内旅行のDI値は現況がプラス13で、前回予想のプラス15は下回ったものの2期連続の2桁、3期連続のプラスを記録。3ヶ月後の見通しはプラス2で、現況からは11ポイント減だが、プラスは維持する予想だ。