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羽田発着枠、記者レク詳報【1】

  • 2013年10月3日

【冒頭説明部分】
 羽田空港の国際線の発着枠の配分につきましてご説明をさせていただきたいと思っております。配布資料の1枚目にございます通り、今回は羽田空港の中間時間帯の国際線発着枠40便のうち、現在までに2国間合意が整ったものということで、31便中日本側が16になりますので、これを全日空(NH)に11、日本航空(JL)に5という形で配分をさせていただいているところでございます。

 1枚おめくり下さい。今般の配分の考え方でございますけれども、別紙1に書いている通りでございますが、私どもといたしましては翻って、航空会社間における健全な競争環境をやはり確保するということが利用者利便の増進、航空業界のさらなる発展等、航空行政の目的に直結する大前提となろうかと考えております。

 従いまして今回の配分にあたっても、こういった認識のもと羽田空港から国際線を運航するNHとJLが公平な競争基盤に立ち、健全な競争をおこなっていくと。こういうことが今後の利用者利便の増進、我が国航空業界の発展のために必要であるという考え方を基本としたものでございます。

 こういった観点から幅広く我が国の航空業界の状況やこれまでの経緯などを勘案し、検討を進めてまいりました。

 現状、公的支援を受けているJLが再生を進める中で、結果として同社と他の競合他社との関係で大きな体力差が生じているということは現実かと思います。

 こういった中で、JLに対する公的支援によって航空会社間の競争環境が不適切に歪められるようなことがあってはならないと。こういう観点から、航空行政を預かる立場といたしましては、このようなおそれをできるかぎり払拭し、公平な競争基盤を確保するということが必要だという風に考えています。

 こういった観点に基づきまして、国土交通省といたしましては、先般平成24年8月10日にですね、お手元にお配りさせていただいているかと思いますけれども、「日本航空の企業再生への対応について」というのを取りまとめております。