第3種エム・エス・プランニングが破産、負債1.8億円

  • 2013年7月16日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、東京都の第3種旅行会社エム・エス・プランニングが7月3日に東京地裁から破産開始決定を受けた。日本旅行業協会(JATA)に正会員として加盟し、顧客企業の国内外の出張について旅券、航空券などの手配を中心に手がけていたが、需要低迷の影響を受けたという。負債総額は債権者42名に対して1億8218万円。

 同社は設立当初マンションの賃貸管理をおこなっていたが、その後一時休眠し、大畠英樹氏が独立とともに代表に就任して2003年12月頃から旅行業として事業を再開。2007年10月期では売上高6億4041万円を計上したが、その後の市場環境の悪化で取扱額が減少。さらに震災の影響もあって2012年10月期には1億7853万円まで落ち込み、以降も持ち直さず事業継続が困難になったという。

 なお、破産管財人には大原法律事務所の菅原万里子弁護士が選任されている。