ランデブー・フランス、日本市場堅調、新デスティネーションの開発強化

  • 2013年4月23日

12年の日本市場は堅調
感動大国キャンペーン継続で4%増めざす

ATF在日代表のフレデリック・メイエール氏  2012年は日本市場についても堅調に推移した。フランス観光開発機構(ATF)在日代表のフレデリック・メイエール氏によると、2012年のフランスへの日本人の延べ宿泊数は前年比5%増で、大手デパートでの外国人観光客支出額でも中国に次いで第2位となった。宿泊総数も360万泊と、全世界平均の270万泊を大きく上回っているという。メイエール氏は「エマージングマーケットである中国に対し、不況のなかでも堅調さを維持した日本は重要なマーケットと捉えており、回復基調のさらなる後押しをしたい」と意欲を示した。

 今後は日本で実施中の「感動大国、フランス。」キャンペーンを継続。同キャンペーンは日本市場向けに特化したキャンペーンとして2011年から展開しており、2012年は特設サイトが107万ページビュー、懸賞クイズの参加数は3万200人、交通広告の到達数600万人という好結果を残した。

ATFのブース  今年は3月14日から9月14日まで実施。首都圏交通広告は4月15日から5月1日まで15路線で展開し、ポスターや列車内映像モニターで、フランスだからこそできる体験をアピールしていく。到達数は800万人を見込んでいるという。メイエール氏は「フランスを訪れる理由を数多くアピールし新しいデスティネーションの開発やオフ・シーズンの送客を強化して、日本人延べ宿泊数の3%から4%増をはかりたい」と意気込みを語った。