エイチ・アイ・エス（HIS）の2012年3月の海外旅行の売上高（※総額）は、前年比17.7％増の338億5200万円となった。これは、観光庁が取りまとめる主要旅行会社の総取扱額の15.8％を占める。また、昨年3月は東日本大震災が発生したが、HISは3.6％増の287億5700万円と2011年3月も前年実績を上回る結果を残していた。

　方面別では、アジアが引き続き好調だったほか、ハワイが前年比、前々年比でもプラス成長となった。ハワイについては商品を強化したほか、1月から3月に実施した春のキャンペーンで設けた無料のオプショナルプランが好評で、好結果につながったとしている。

　なお、国内旅行の売上高は、震災の反動もあり39.7％増の17億6700万円。合計では18.6％増の356億2000万円となった。