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JR東日本、東北商品展開、旅行会社と共同企画も-東北新幹線全線開業1周年

  • 2011年11月9日

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は、12月4日に東北新幹線が東京/新青森全線開業1周年となることから、「行くぜ、東北。」キャンペーンを展開する。これにあわせ、びゅうの旅行商品では、往復の新幹線と宿を自由に組み合わせられる「行くぜ、東北。セレクトパック」などを設定。対象商品の購入者向けのプレゼントキャンペーンも実施する。さらに、地元がすすめる旅「旅市」を東北6県で17コース展開するほか、南三陸町で開催される復興市を応援するびゅう商品を設定。「八戸えんぶり」「十和田湖冬物語」など、東北の冬祭りにあわせた旅行商品も、旅行会社と共同で設定していく。

 同キャンペーンは、これから冬を迎える中、東北へ行くムードを高めて観光流動性の活性化をはかり、東北の復興支援につなげることを目的としている。11月8日から2012年2月29日までをキャンペーン期間とし、11月中旬からはテレビCMの放映やポスター掲出、山手線での「アドトレイン」も実施。割引切符「東北応援パス」も販売するほか、東北エリアでのイベントや東北をテーマとしたフェアも開催する。

 なお、JR東日本によると、全線開業後の八戸/新青森間は、10月31日までに245万人が利用(3月11日から4月28日は運転見合わせ区間があったため、除外)。1日あたりの利用人員は約9500人で、東北本線特急列車の八戸/青森間の前年実績と比較すると24%増加している。