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AF/KL、冬期の座席供給量は3.4%増、成田はB777のみ

  • 2011年10月3日

 AFの長距離線の座席供給量拡大では、特にラテンアメリカやアフリカ、カリブ海、インド洋といった冬期がシーズンのデスティネーションへの輸送力を強化する。ラテンアメリカ線で座席供給量を17.1%増と大幅に拡大予定。夏期に運航した週5便のリマ線を継続し、カラカスとサンティアゴ線の供給量も増加。このほか、10月21日にはカンクンに週3便で就航する。

 一方、メキシコは昨冬にB777-200型機で週12便運航していたところを、B747-400型機による週7便の運航に切り替えて効率化。北米線では、オーランド線の週3便の運航を継続するが、マイアミ線は週6便に減便。また、ニューヨークはニューアーク線を週5便とし、JFKも週35便から28便に減少する。

 また、アフリカではロメ(トーゴ)線を週4便に増便。夏期に就航したフリータウン(シエラレオネ)とモンロビア(リベリア)線に加え、マラボ(赤道ギニア)経由のバタ(赤道ギニア)と、ポートジェンティル(ガボン)に就航。さらに、ケープタウンにも就航する。

 このほか、中東は6.6%減で、カイロ線とベイルート線は週7便に、アンマン線は週6便に、ダマスカス線は週3便に減便。一方、カリブ海とインド洋では夏と同様レユニオン島、アンタナナリボ、モーリシャスへの路線を増便する。

 なお、中距離線は5.9%増で、特にマルセイユ・プロヴァンス空港に地方拠点を開設することで大きく伸ばす予定。マルセイユ発着では、アテネやベイルート、カサブランカ、コペンハーゲン、デュッセルドルフ、アイントホーフェン、イスタンブール、ミラノ、モスクワ、プラハへの国際線を開設するほか、チュニス線も強化。国内線もビアリッツなど3都市に新たに就航。機材の大型化や増便も予定している。


※文中の増減率は、2012年がうるう年であるため2月29日分として0.7%を加算済み