全日空、3月の国際線旅客数は3.7%増−利用率は9.8ポイント減、震災響く
全日空(NH)の2011年3月の国際線旅客数は、前年比3.7%増の41万2485人となった。これは羽田国際化による新規就航5路線と、定期チャーター便を定期便化した4路線の実績が含まれているため。前年実績に昨年も定期チャーター便として就航していた4路線を加えた旅客数では、東日本大震災による需要減が響き、10.6%減と減少した。
また、座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は28.5%増としたが、需要を表す有償旅客キロ(RPK)は1.3%増に留まった。このため、ロードファクターは9.8ポイント減の64.7%となり、前年を下回った。
方面別旅客数では、北米方面が1.9%増の7万4422人、アジア・オセアニア方面が5.1%増の29万6301人と増加した。ヨーロッパ方面は2.9%減の4万1762人に留まった。

2010年4月からの2010年度累計では、旅客数は16.6%増の481万2907人、ASKは14.6%増、RPKは12.9%増で、利用率は1.1ポイント減の75.7%となった。
なお、国内線旅客数は、2010年10月から2011年2月までは前年超えで推移していたが、3月は震災の影響もあり、20.2%減の276万5175人と減少した。ASKは1.5%増だが、RPKは20.6%減で、利用率は7.4ポイント減の54.4%となった。
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また、座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は28.5%増としたが、需要を表す有償旅客キロ(RPK)は1.3%増に留まった。このため、ロードファクターは9.8ポイント減の64.7%となり、前年を下回った。
方面別旅客数では、北米方面が1.9%増の7万4422人、アジア・オセアニア方面が5.1%増の29万6301人と増加した。ヨーロッパ方面は2.9%減の4万1762人に留まった。

2010年4月からの2010年度累計では、旅客数は16.6%増の481万2907人、ASKは14.6%増、RPKは12.9%増で、利用率は1.1ポイント減の75.7%となった。
なお、国内線旅客数は、2010年10月から2011年2月までは前年超えで推移していたが、3月は震災の影響もあり、20.2%減の276万5175人と減少した。ASKは1.5%増だが、RPKは20.6%減で、利用率は7.4ポイント減の54.4%となった。
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