アクセスランキング、1位はCX運航スケジュール−特別サイト始めました
今週のアクセスランキングは、キャセイパシフィック航空(CX)グループの運航スケジュールが1位となりました。震災後に欠航や休減便が相次いだ中で、CXの記事にも注目が集まったのだろうと思います。国土交通省は4月22日、成田などの発着枠に関する規制を一時的に緩和することを決めたようで、旧減便の動きはしばらく尾を引く可能性があります。「座席と需要は卵と鶏」であり、どちらが先かの議論に結論は見出しにくいものですが、しばらく鶏も生まれにくい環境が続くかもしれません。
さて、今週はトラベルビジョンに新入社員の女性2名が配属されました。当然、私のような入社時点で26歳というデタラメな新入社員ではなく、正真正銘の新卒です。会社経営の視点から考えると、経営環境が悪化している中での新規雇用は苦しい負担増ですが、個人的にはそれ以上に、このような環境下で社会人生活を始めなければならない彼女たちが不憫でなりません。
右も左もわからない中で、右に行っても左に行っても暗く深刻な話ばかり。将来に希望を持てずに暗鬱な気分になっても不思議ではありません。彼女たちの人生に多少なりとも関わることになった身として、彼女たちが社会人として力をつけ、自信を持って楽しく働けるように、時間を惜しまず最大限の努力をしていきたいと強く思っています。
おそらく、この文章を読んでくださっている中にも、新入社員として旅行会社に入られた方がいるかと思いますが、どのような業界でも、どのような会社でも、勤めているうちにきっと一度は困難な状況を迎えます。月並みな言葉でいえば、人間というものは負荷や苦労が成長の土台になりますから、早い段階で成長の機会が来たと考えてみると少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。
4月4日に掲載した大手旅行会社各社の社長訓示(リンク)でも触れられていますが、若い皆様の行動力や発想を発揮していただくことで、勤務する旅行会社や旅行業界が明るさと活気を取り戻し、そしてそれによって日本全体の復興が力強く進んで欲しいと願っています。
なお、今週から、震災復興の特別サイトを開設しました(リンク)。膨大な量の震災関連情報が溢れかえるなかで、旅行業界の知恵や力、思いを一ヶ所に集め、旅行・観光業界の復活を全力で後押ししていこうとするものです。
特に、読者の皆様からの投稿は、ややもするとかき消されてしまいそうな小さな声をも束ねることで、旅行業界全体の流れに変化をもたらすような大きな可能性を秘めていると感じています。本日も宮城県で津波によって店舗が甚大な被害を受けられた方からの投稿を掲載していますが、ぜひご覧いただき、ご意見やお考えをお寄せいただきたいと願っています。(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2011年4月第4週:4月18日2時〜4月22日18時)
第1位
◆キャセイと香港ドラゴン航空、日本線の運航スケジュールを変更(11/04/21)
第2位
◆震災からの再起−動き出した旅行業界、需要回復の兆しも−震災から40日(11/04/20)
第3位
◆ハイアットリージェンシーワイキキ、復興支援パッケージを設定(11/04/20)
第4位
◆マカオ航空、成田/マカオ線の運休期間を延長−7月1日に週2便で再開予定(11/04/18)
第5位
◆観光庁、中小旅行事業者の支援拡大働きかけ−訪日旅行はイメージ回復急務(11/04/18)
第6位
◆GWの海外旅行、16.6%減の43万人予想−震災響くも間際予約に期待、JTB調査(11/04/19)
第7位
◆シンガポール航空、日本5空港発で特別運賃設定−シンガポール往復5万円から(11/04/19)
第8位
◆全日空、6月1日以降の燃油サーチャージ値上げ−欧米、中東は2.5万円に(11/04/18)
第9位
◆海外パッケージ、3月21.3%減も「底打ち感」、ハワイなど堅調−JATA調査(11/04/21)
第10位
◆インタビュー:日本旅行 西日本海旅商品部部長兼営業本部担当部長の黒田氏(11/04/18)
さて、今週はトラベルビジョンに新入社員の女性2名が配属されました。当然、私のような入社時点で26歳というデタラメな新入社員ではなく、正真正銘の新卒です。会社経営の視点から考えると、経営環境が悪化している中での新規雇用は苦しい負担増ですが、個人的にはそれ以上に、このような環境下で社会人生活を始めなければならない彼女たちが不憫でなりません。
右も左もわからない中で、右に行っても左に行っても暗く深刻な話ばかり。将来に希望を持てずに暗鬱な気分になっても不思議ではありません。彼女たちの人生に多少なりとも関わることになった身として、彼女たちが社会人として力をつけ、自信を持って楽しく働けるように、時間を惜しまず最大限の努力をしていきたいと強く思っています。
おそらく、この文章を読んでくださっている中にも、新入社員として旅行会社に入られた方がいるかと思いますが、どのような業界でも、どのような会社でも、勤めているうちにきっと一度は困難な状況を迎えます。月並みな言葉でいえば、人間というものは負荷や苦労が成長の土台になりますから、早い段階で成長の機会が来たと考えてみると少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。
4月4日に掲載した大手旅行会社各社の社長訓示(リンク)でも触れられていますが、若い皆様の行動力や発想を発揮していただくことで、勤務する旅行会社や旅行業界が明るさと活気を取り戻し、そしてそれによって日本全体の復興が力強く進んで欲しいと願っています。
なお、今週から、震災復興の特別サイトを開設しました(リンク)。膨大な量の震災関連情報が溢れかえるなかで、旅行業界の知恵や力、思いを一ヶ所に集め、旅行・観光業界の復活を全力で後押ししていこうとするものです。
特に、読者の皆様からの投稿は、ややもするとかき消されてしまいそうな小さな声をも束ねることで、旅行業界全体の流れに変化をもたらすような大きな可能性を秘めていると感じています。本日も宮城県で津波によって店舗が甚大な被害を受けられた方からの投稿を掲載していますが、ぜひご覧いただき、ご意見やお考えをお寄せいただきたいと願っています。(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2011年4月第4週:4月18日2時〜4月22日18時)
第1位
◆キャセイと香港ドラゴン航空、日本線の運航スケジュールを変更(11/04/21)
第2位
◆震災からの再起−動き出した旅行業界、需要回復の兆しも−震災から40日(11/04/20)
第3位
◆ハイアットリージェンシーワイキキ、復興支援パッケージを設定(11/04/20)
第4位
◆マカオ航空、成田/マカオ線の運休期間を延長−7月1日に週2便で再開予定(11/04/18)
第5位
◆観光庁、中小旅行事業者の支援拡大働きかけ−訪日旅行はイメージ回復急務(11/04/18)
第6位
◆GWの海外旅行、16.6%減の43万人予想−震災響くも間際予約に期待、JTB調査(11/04/19)
第7位
◆シンガポール航空、日本5空港発で特別運賃設定−シンガポール往復5万円から(11/04/19)
第8位
◆全日空、6月1日以降の燃油サーチャージ値上げ−欧米、中東は2.5万円に(11/04/18)
第9位
◆海外パッケージ、3月21.3%減も「底打ち感」、ハワイなど堅調−JATA調査(11/04/21)
第10位
◆インタビュー:日本旅行 西日本海旅商品部部長兼営業本部担当部長の黒田氏(11/04/18)