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関空、夏スケジュールは過去第2位の週604便−外国航空会社が増加

  • 2011年3月28日
 関西国際空港の2011年夏期スケジュール(2011年3月27日〜10月29日)で、国際線旅客便の計画便数はピークの8月で週604便となる見込みだ。これは、開港以来最高便数を記録した2007年の週605便に次いで過去2番目の便数。2010年冬スケジュールと2010年夏スケジュールそれぞれのピークと比較すると、10年冬比が27便増、10年夏比が10便増だった。

 このうち、10年夏比で見ると日系航空会社は38便減となったが、外国航空会社が48便増と大きく増加し、日系航空会社の減少を補った。また、10年冬比では日系航空会社は同数、外国航空会社は27便増となっており、関西国際空港代表取締役副社長の竹内剛志氏によると「日系航空会社は10年冬、10年夏で下げどまったのではないか」との考えだ。

 外国航空会社の増加を見ると、4月28日から関空初のアメリカ東海岸直行便として、チャイナエアライン(CI)が台北/関空/ニューヨーク線を週3便で新規就航する。これにより韓国/台北線も週7便から週10便に増便する。また、ハワイアン航空(HA)が7月13日から関空/ホノルル線を週7便で新規就航する。

 このほか、トルコ航空(TK)がイスタンブール線を週4便から週5便に、中国東方航空(MU)が南京線を週2便から週3便に増便。また、6月4日から9月25日まで、アリタリア−イタリア航空(AZ)もローマ線を週4便から週5便に増便する。

 なお、冬期スケジュールは10月の計画当初、3月ピークで週582便を見込んでいたが、エジプトの政変などによる運休の影響もあり、12月の週577便がピークとなった。

▽関西国際空港、11年夏期スケジュール路線・便数一覧
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