ドイツ、10年の外国人宿泊総数6000万超−11年は業界向けツアーコンテストも

  • 2011年2月17日
 ドイツ観光局によると、2010年の外国人旅行者による宿泊総数は前年比10%増の6030万泊となり、6000万泊を史上初めて達成した。外国人宿泊総数の76%がヨーロッパ周辺各国の旅行者で、業務渡航だけでなく、休日に旅行をするレジャー層の増加が6000万泊越えを牽引したという。

 日本人宿泊数は2010年の1月から11月で12.8%増の99万泊と増加した。2011年はFIFA女子ワールドカップドイツ大会、自動車誕生125周年といったイベントがあることから、旅行者の増加が期待できるという。また、ドイツ観光局では1861年に日独間で日米修好通商条約が締結されてから150年であることから、2010年に引き続き「日独交流150周年」を実施。記念事業として、旅行業界向けに「ドイツツアー企画グランプリ」を開催する。

 応募対象のツアーは、新しい発想や切り口などでドイツの新しい魅力を表現したドイツのみを取り扱うモノツアーで、催行実績のあるもの。2011年3月1日から12月31日に催行し、送客実績人数が30人以上であることを条件とする。応募期間は10月31日までで、応募期間以後のツアーの催行実績については予約分も含むという。

 なお、消費者向けには日独友好フォトコンテストを実施。対象は日本人、ドイツ人と、在日ドイツ系機関のメンバーで、日本人からはドイツの、ドイツ人からは日本の写真を募集する。写真の撮影期間は2011年2月1日から6月30日までで、応募締切は6月30日消印有効とした。