アクセスランキング、1位は就職人気−各地のニュースを強化します!

  • 2011年2月12日
[総評] 今週の1位は、2012年卒の文系大学生が就職を希望する企業として、ジェイティービー(JTB)グループが4年連続の1位となった記事が入りました。これは毎日コミュニケーションズが毎年調査しているもので、JTB以外ではエイチ・アイ・エス(HIS)と近畿日本ツーリスト(KNT)の2社が100位以内に入りました。また、旅行関連では2位の全日空(NH)やJR各社が安定した人気を見せているほか、オリエンタルランドとその子会社であるミリアルリゾートホテルズ、さらに成田国際空港(NAA)も入っています。

 旅行関連企業のこうした傾向はかねて続いており、例えばJTBはこの12年間で11度目の1位と群を抜く強さを見せています。正確な理由はわかりませんが、おそらく業界・業種に対して明るいイメージがあることが大きな要因と考えられます。オリエンタルランドと同様、旅行業がお客様に「喜び」や「幸せ」を提供する仕事であると認識されているのでしょう。「実際のところは…」などご意見も多々あるはずですし、旅行業界でなくともあって当然ですが、そうしたイメージに少しでも近づけるためにできることを考えてみたいとも思います。

 また今週の10位には、日本旅行の西日本海外旅行商品部部長を務める黒田満之氏の記事もランクインしています。トラベルビジョンでは、活動拠点が東京であることから話題が関東市場関連にかたよりがちであったため、これを拡充し、より多様な情報を発信したいと考えておりました。黒田氏の記事は、この取り組みの第1弾として大阪を訪れてお話をお伺いしたものです。

 今回は黒田氏を含めて4名の方にお時間をいただきましたが、取材を振り返ると、いずれの方のお話も「ダイナミック」あるいは「活発」な印象を受けました。東京での取材時にもそうした印象は受けますが、変わらなければならない、変化しよう、といった思いがより鮮明であったように感じます。

 感覚的な話ではありますが、市場の規模が関東よりも小さいゆえに業界の環境変化の影響を受けやすく、だからこそ積極的な展開が求められているのかもしれません。あるいは関西ならではの特徴という可能性もありますが、いずれにしても、年始の総評で今年の重点テーマとしてお示しした「行動」(◆リンク)の一例を近々ご紹介できそうです。

 今後も関東、関西だけでなく、全国各地で元気よく旅行業に取り組まれている皆様にお話しをお伺いしていく所存です。皆様の地元にお邪魔する際には、是非とも取材にご協力くださいますようお願いいたします。(松本)


▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2011年2月第2週:2月7日2時〜2月10日18時)
第1位
就職人気、文系1位はJTB、4年連続−100位以内にはHISとKNT(11/02/10)

第2位
ハワイ州観光局、初訪問者、SIT商品の未開拓市場を重視−今年は125万人へ(11/02/07)

第3位
ニュージーランド、2010年の日本人旅行者数11.9%増、教育旅行の需要回復で(11/02/09)

第4位
日本旅行、訪日中国人の医療観光が好調−新商品造成、市場拡大も視野に(11/02/07)

第5位
HIS、ビジネスエアーで成田/バンコクチャーター運航−日本独占販売権取得(11/02/10)

第6位
ブリティッシュ・エアウェイズ、羽田就航キャンペーン−片道アップグレード(11/02/07)

第7位
カタール航空、シート体験イベントを開催−新機材の認知向上へ(11/02/07)

第8位
全日空、4月以降のIATA運賃を申請、一部路線のファーストクラスで値上げも(11/02/07)
ユナイテッド航空、アジア・太平洋地区の営業・マーケティング体制を決定(11/02/08)

第9位
デルタバケーション、11年度上期は2万名へ−R&C、「カジュアル」路線も(11/02/08)

第10位
日旅、関西の店舗網活用し「選ばれる会社」に−西日本海外旅行商品部部長(11/02/09)