KNT、10年の海外旅行取扱額は16%増の1450億円−国内は減少

  • 2011年2月8日
 近畿日本ツーリスト(KNT)の2010年の海外旅行取扱額は、前年比16.3%増の1450億7289万6000円となった。とりわけ団体旅行が好調で、一般団体は28.5%増の281億3451万4000円、学生団体は39.1%増の101億2319万6000円となり、海外団体合計では31.2%増の382億5771万円であった。また、ホリデイも4.9%増の562億8157万5000円と増加した。海外個人旅行は20.9%増の503億9614万2000円であった。

 国内旅行は4.8%減の2380億4249万7000円で、学生団体とその他国内企画をのぞいて全ての項目で前年を下回った。一般団体は6.1%減の344億5592万2000円、学生団体は1.2%増の522億6269万2000円で、国内団体合計が1.8%減の867億1861万3000円となった。メイトは6.4%減の1005億8956万6000円。

 このほか、国際旅行は38.9%増の89億1377万9000円となり大幅に増加。旅行総取扱額は3.0%増の3979億4075万5000円であった。

 なお、12月単月の海外旅行取扱額は10.8%増の112億4789万2000円で、国内旅行は1.8%減の186億3347万3000円。国際旅行は尖閣諸島問題や円高基調の影響により、8.4%減の9億5619万円となった。旅行総取扱額は3.4%増の320億868万4000円。