DS模擬問題:ドイツ編 博物館で自動車の歴史をたどる
問 ドイツを代表する自動車メーカーと本社所在地との組み合わせで、間違っているのはどれか
A BMW/ミュンヘン
B メルセデス・ベンツ/シュトゥットガルト
C フォルクスワーゲン/ハノーバー
D アウディ/インゴルシュタット
――正解は下記へ
ココに注目!
▽2011年は自動車誕生125周年
メルセデス・ベンツやBMW、フォルクスワーゲンなど、世界に幅広いファンを持つ有名な自動車メーカーが集まるドイツは、自動車にまつわる見どころも豊富にある。なかでも2011年は、ゴットリープ・ダイムラーとカール・ベンツが発明したガソリン自動車がドイツに誕生して125周年を迎えることから、「自動車誕生125周年」を記念した数々のイベントも計画されており、ドイツ車ファンにとっては目が離せない一年となるだろう。各自動車メーカーでは、本社の敷地内に博物館を併設しているほか、工場見学ツアーなども行なっているので、SIT向けの素材としても注目したい。
シュトゥットガルトに本社を置くメルセデス・ベンツは、敷地内にメルセデス・ベンツ博物館を併設している。館内には160台の車をはじめ1500点の展示があり、初期の自動車から現在に至るまで、自動車産業の125年におよぶ歴史を振り返ることができる。人間の遺伝子の二重らせん構造をイメージして設計された近代的な外観の博物館は9フロアからなり、見学コースは年代順に7つのレジェンド・ルームを巡るルートと、テーマ別に分かれた5つのコレクション・ルームを巡るルートの2つが用意されている。日本語によるオーディオガイドがあるほか、館内にはオリジナルアイテムを販売するショップやレストランも備えており、ショップとレストランのみの利用も可。隣接したウンターテュルクハイム工場の見学ツアーも受け付けている。
一方、シュトゥットガルトのツッフェンハウゼンに本社があるポルシェにも、2009年に近未来的な外観のポルシェ博物館がオープンしている。館内にはポルシェの356、550、911といった人気モデルに加え、フェルディナンド・ポルシェが開発した20世紀初期の車体など、80台前後の展示を見ることができる。館内はポルシェの理念、製品の歴史、テーマ展示の3つの要素で構成されており、日本語のオーディオガイドも用意されている。カフェやレストラン、ミュージアムショップを併設しているほか、パーティーや会議などに利用できるイベントスペースも備えている。
▽趣向を凝らした展示が楽しめる各メーカーの博物館
ミュンヘンのオリンピック公園には、4気筒のエンジンシリンダーを模した高層タワーの外観で知られるBMWの本社がある。2008年にリニューアルオープンしたBMW博物館は、同社の90年にわたる歴史をデザイン、テクノロジー、モータースポーツなど7つのテーマに分けて解説しており、120台におよぶ自動車の展示を見ることができる。また、隣接地に2007年にオープンしたテーマパークのBMWワールドは、竜巻をイメージした2つの円錐形のガラスのタワーと空に浮かぶ雲を模した巨大な屋根から構成される近未来的な建物。BMW車の膨大な常設展示に加え、入れ替え制のテーマ別展示が見学できるほか、運転する気分を疑似体験できるシミュレーターなどの体験エリア、レストランやカフェ、ショップ、イベントスペースなどを備えている。BMWワールドでは、コンパクトツアーや建築ツアー、テクノロジーツアー、14歳から18歳を対象としたユースツアーなど、各種のガイドツアーを実施しているほか、工場見学ツアーも受け付けている。
フォルクスワーゲンの故郷、ヴォルフスブルクは北ドイツに位置しており、140台の車を展示した博物館があるほか、本社工場の敷地内には広大なテーマパーク、アウトシュタットがある。アウトシュタット内には、90台におよぶ歴史的なクラシックカーを忠実に再現・修復し、あるいはオリジナルのまま展示する自動車博物館ツァイツハウスをはじめ、VW、ランボルギーニ、ベントレーなど同社グループのブランド別のパビリオン、サステイナビリティをテーマにした体験型展示施設のレベルグリーン、レストランやショップ、さらにはホテル、リッツ・カールトン・ヴォルフスブルクまで併設している。
▽車から飛行機まで乗り物の歴史を一堂に
2009年に設立100周年を迎えたアウディの本社は、南ドイツのインゴルシュタットにある。本社敷地内にあるアウディ・フォーラム・インゴルシュタットには、カスタマーセンターと博物館が併設されており、博物館ではアウディの80台の展示車を見学することができるほか、ショップやレストランも備えている。
一方、自動車に限らず、飛行機や機関車など、乗り物にまつわる幅広い展示が楽しめるのが、ハイデルベルク郊外のジンスハイムにあるジンスハイム自動車&技術博物館だ。屋内および屋外の広大な展示スペースには、コンコルドやツポレフ144などの航空機60機に加え、20台の機関車、300台を超えるクラシックカー、200台のバイク、それにヨーロッパ最大規模のF1の常設展示などがあり、一般に公開している。

正解:C

B メルセデス・ベンツ/シュトゥットガルト
C フォルクスワーゲン/ハノーバー
D アウディ/インゴルシュタット
――正解は下記へ
ココに注目!
▽2011年は自動車誕生125周年

シュトゥットガルトに本社を置くメルセデス・ベンツは、敷地内にメルセデス・ベンツ博物館を併設している。館内には160台の車をはじめ1500点の展示があり、初期の自動車から現在に至るまで、自動車産業の125年におよぶ歴史を振り返ることができる。人間の遺伝子の二重らせん構造をイメージして設計された近代的な外観の博物館は9フロアからなり、見学コースは年代順に7つのレジェンド・ルームを巡るルートと、テーマ別に分かれた5つのコレクション・ルームを巡るルートの2つが用意されている。日本語によるオーディオガイドがあるほか、館内にはオリジナルアイテムを販売するショップやレストランも備えており、ショップとレストランのみの利用も可。隣接したウンターテュルクハイム工場の見学ツアーも受け付けている。

▽趣向を凝らした展示が楽しめる各メーカーの博物館

フォルクスワーゲンの故郷、ヴォルフスブルクは北ドイツに位置しており、140台の車を展示した博物館があるほか、本社工場の敷地内には広大なテーマパーク、アウトシュタットがある。アウトシュタット内には、90台におよぶ歴史的なクラシックカーを忠実に再現・修復し、あるいはオリジナルのまま展示する自動車博物館ツァイツハウスをはじめ、VW、ランボルギーニ、ベントレーなど同社グループのブランド別のパビリオン、サステイナビリティをテーマにした体験型展示施設のレベルグリーン、レストランやショップ、さらにはホテル、リッツ・カールトン・ヴォルフスブルクまで併設している。
▽車から飛行機まで乗り物の歴史を一堂に

一方、自動車に限らず、飛行機や機関車など、乗り物にまつわる幅広い展示が楽しめるのが、ハイデルベルク郊外のジンスハイムにあるジンスハイム自動車&技術博物館だ。屋内および屋外の広大な展示スペースには、コンコルドやツポレフ144などの航空機60機に加え、20台の機関車、300台を超えるクラシックカー、200台のバイク、それにヨーロッパ最大規模のF1の常設展示などがあり、一般に公開している。

正解:C