日本人出国者は7.7%増1663.7万人、4年ぶりプラス−JNTO推計
日本政府観光局(JTNO)によると、2010年の出国日本人数は前年比7.7%増の1663万7000人となり、2006年以来4年ぶりの前年超えとなった。2010年は2009年の新型インフルエンザの流行など大きなマイナス要因がなく、海外旅行は回復基調に入ったとの分析だ。
JNTOによると、円高基調や首都圏空港の発着枠拡大、茨城空港の開港、ゴールデンウィークの日並びの良さによる需要の高まりなどがプラス要因となった。バンクーバーオリンピックや上海万博、南アフリカでのFIFAワールドカップなどのイベントも需要を牽引したとみる。一方、マイナス要因としては、景気停滞による海外旅行意欲の伸び悩みや欧州の火山噴火、尖閣諸島問題などの外的要因を挙げた。
なお、月別でみると、旧正月休暇期間にともなって訪日旅行需要が増加し、日本発の航空座席の確保が困難になった2月と、前年に大型連休があった9月以外は前年を上回った。
JNTOによると、円高基調や首都圏空港の発着枠拡大、茨城空港の開港、ゴールデンウィークの日並びの良さによる需要の高まりなどがプラス要因となった。バンクーバーオリンピックや上海万博、南アフリカでのFIFAワールドカップなどのイベントも需要を牽引したとみる。一方、マイナス要因としては、景気停滞による海外旅行意欲の伸び悩みや欧州の火山噴火、尖閣諸島問題などの外的要因を挙げた。
なお、月別でみると、旧正月休暇期間にともなって訪日旅行需要が増加し、日本発の航空座席の確保が困難になった2月と、前年に大型連休があった9月以外は前年を上回った。
