主要旅行会社、海外旅行取扱額は17%増−国内、外国人旅行もプラス成長

  • 2011年1月17日
 観光庁がとりまとめた主要旅行会社の2010年11月の旅行取扱状況速報で、総取扱額は前年比6.5%増の5241億2835万3000円となった。このうち海外旅行は16.9%増の1813億948万5000円、国内旅行は1.2%増の3357億3666万円、外国人旅行は32.9%増の70億8220万8000円。総取扱額と海外、国内は2ヶ月連続、外国人旅行は11ヶ月連続のプラス成長。

 海外旅行取扱額を企業別で比較すると、規模ではジェイティービー(JTB)グループ14社合計が19.9%増の324億9055万6000円で1位となり、エイチ・アイ・エス(HIS)が24.2%増の220億9423万6000円、阪急阪神交通社グループが12.5%増の213億7335万1000円と続いた。また、近畿日本ツーリスト(KNT)と日本旅行の2社は100億円台を回復した。一方、伸び率ではi.JTBが103.0%増の7億5076万円で1位。2位以降はタビックスジャパンが63.3%増の10億4835万円、エムハートツーリストが58.5%増の6億5251万2000円などとなった。

 なお、募集型企画旅行の取り扱い状況で、海外旅行は人数が2.4%減の33万3327人となったものの、取扱額は13.9%増の530億1719万7000円となった。燃油サーチャージの値上がりもあり、単価の上昇傾向が続いているものと見られる。


▽主要旅行会社取扱概況
エクセルファイル