アクセスランキング、1位はJL大西社長−「日系航空会社」も注目集まる
[総評] 今週の1位は、日本航空(JL)社長の大西賢氏のインタビューとなりました。昨年5月に全日空(NH)の伊東信一郎氏のインタビュー(リンク)を掲載した際も同様でしたが、とても多くの方に読んでいただくことができ嬉しく思っています。JLが昨年1月19日に会社更生手続きの開始決定を受けてから約1年間が経過しましたが、大西氏からは、これまでの取り組みや今後の見通し、LCC事業の検討状況などについて明快な説明を聞くことができました。まだご覧いただいていない方は、是非ご一読いただければと思います。
一方、6位と10位には、スターフライヤー(7G)とエア・ドゥ(HD)の記事が入っています。トラベルビジョンではアウトバウンド関連の情報発信を主軸にしてきましたので、これまでは日系航空会社といえばJLとNHの2社を念頭に置いていましたが、7Gはとうとう北九州/釜山線も定期便を就航し、HDも国際チャーターの運航を中期経営戦略に掲げました。エアバスA380型機の導入発表で世間を驚かせたスカイマーク(BC)の動きもあり、日本の航空業界がにわかに賑やかになってきました。
また、日本の空について考えますと、今後は外国航空会社の動きも活発化しそうです。来週前半には日本とシンガポールの航空当局間協議が予定されるなど、オープンスカイの拡大に向けた取り組みが着々と進められています。これも2、3年前にはほとんど考えられなかったことで、こうした動きを総合すると今後数年間で「日本の空」が大きく変化する可能性を感じます。
航空会社間の競争が激化すれば、旅行会社との関係も変化する可能性があります。例えば、LCCと激しく競争していたエア・カナダ(AC)が一昨年、カナダ国内の旅行会社に対して一部の運賃のみですがコミッションを復活したケースがありました(リンク)。今現在もACがコミッションを維持しているかは未確認ですし、同じことが日本でも起きるとは限りませんが、競争激化によって旅行会社への期待が大きくなることは十分にありえます。
ただし、販売チャネルとして役に立たなければ期待されることはないでしょう。お客様に選んでいただくためには何が必要なのか、何かできることはないのか、毎日の業務の中から考えぬくことが自らの存在価値の確立につながります。(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2011年1月第2週:1月11日2時〜1月14日18時)
第1位
◆新春トップインタビュー:日本航空社長の大西賢氏(11/01/11)
第2位
◆全日空、11月の国際線旅客数25.7%増−全方面2ケタ増、日本航空は単価上昇(11/01/13)
第3位
◆トラベルサファリが事業停止−海外ホテル予約サイト運営、1月11日に告知(11/01/13)
第4位
◆JLとAA、4月1日に共同事業開始へ−競争力強化ねらいスケジュールや運賃調整(11/01/12)
第5位
◆全日空、成田/マニラ線運航へ、東南アジア路線が5地点7路線に拡大(11/01/12)
第6位
◆スターフライヤー、北九州/釜山線に就航へ−初の国際定期便、12年7月から(11/01/11)
第7位
◆サンフランシスコ観光局、名称を「サンフランシスコ観光協会」に(11/01/11)
第8位
◆新春トップインタビュー:阪急交通社代表取締役社長の生井一郎氏(11/01/12)
第9位
◆ルックJTB、11年度は「進化」−質の向上継続で販売額・単価引き上げめざす(11/01/13)
第10位
◆エア・ドゥ、中期経営戦略を策定、国際チャーターめざす(11/01/11)
一方、6位と10位には、スターフライヤー(7G)とエア・ドゥ(HD)の記事が入っています。トラベルビジョンではアウトバウンド関連の情報発信を主軸にしてきましたので、これまでは日系航空会社といえばJLとNHの2社を念頭に置いていましたが、7Gはとうとう北九州/釜山線も定期便を就航し、HDも国際チャーターの運航を中期経営戦略に掲げました。エアバスA380型機の導入発表で世間を驚かせたスカイマーク(BC)の動きもあり、日本の航空業界がにわかに賑やかになってきました。
また、日本の空について考えますと、今後は外国航空会社の動きも活発化しそうです。来週前半には日本とシンガポールの航空当局間協議が予定されるなど、オープンスカイの拡大に向けた取り組みが着々と進められています。これも2、3年前にはほとんど考えられなかったことで、こうした動きを総合すると今後数年間で「日本の空」が大きく変化する可能性を感じます。
航空会社間の競争が激化すれば、旅行会社との関係も変化する可能性があります。例えば、LCCと激しく競争していたエア・カナダ(AC)が一昨年、カナダ国内の旅行会社に対して一部の運賃のみですがコミッションを復活したケースがありました(リンク)。今現在もACがコミッションを維持しているかは未確認ですし、同じことが日本でも起きるとは限りませんが、競争激化によって旅行会社への期待が大きくなることは十分にありえます。
ただし、販売チャネルとして役に立たなければ期待されることはないでしょう。お客様に選んでいただくためには何が必要なのか、何かできることはないのか、毎日の業務の中から考えぬくことが自らの存在価値の確立につながります。(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2011年1月第2週:1月11日2時〜1月14日18時)
第1位
◆新春トップインタビュー:日本航空社長の大西賢氏(11/01/11)
第2位
◆全日空、11月の国際線旅客数25.7%増−全方面2ケタ増、日本航空は単価上昇(11/01/13)
第3位
◆トラベルサファリが事業停止−海外ホテル予約サイト運営、1月11日に告知(11/01/13)
第4位
◆JLとAA、4月1日に共同事業開始へ−競争力強化ねらいスケジュールや運賃調整(11/01/12)
第5位
◆全日空、成田/マニラ線運航へ、東南アジア路線が5地点7路線に拡大(11/01/12)
第6位
◆スターフライヤー、北九州/釜山線に就航へ−初の国際定期便、12年7月から(11/01/11)
第7位
◆サンフランシスコ観光局、名称を「サンフランシスコ観光協会」に(11/01/11)
第8位
◆新春トップインタビュー:阪急交通社代表取締役社長の生井一郎氏(11/01/12)
第9位
◆ルックJTB、11年度は「進化」−質の向上継続で販売額・単価引き上げめざす(11/01/13)
第10位
◆エア・ドゥ、中期経営戦略を策定、国際チャーターめざす(11/01/11)