全日空、4月以降のIATA普通運賃を改定、TC1とTC2が約10%〜20%の値上げ

  • 2011年1月7日
 ANAグループは先ごろ、2011年4月1日日本出発分以降に適用する日本発北米、ハワイ、アジア、中東、アフリカ行きの国際航空運送協会(IATA)国際航空運賃を改定し、国土交通省に申請した。先ごろのIATA運賃調整会議で採択された決議にもとづいて改定したもの。当該方面においても2011年度から、運賃決定方式がフレックスフェア方式に変更している。

 新運賃では平日運賃と週末運賃を一本化し、全方面で約10%から20%の値上げとなっている。例えば、東京/ニューヨーク線は、エコノミークラスの普通運賃が平日は前年比23%増、週末で15%増となる105万7400円、ビジネスクラスは平日が22%増、週末が15%増の126万7800円、ファーストクラスは平日が17%増、週末が13%増の228万5400円となっている。新運賃は日本と関係国政府の認可が下り次第、適用となる。欧州方面は後日申請する。