アクセスランキング、1位はアミューズトラベル業務停止、2位はエア・アジア
[総評] 今週のアクセスランキングは、アミューズトラベルが観光庁から業務停止命令を受けた記事が1位になりました。同社は、昨年9月に北海道トムラウシ山で死亡事故が発生した登山ツアーを企画・実施しており、今回の処分はこの事故の際に安全確保などの体制に不備があったと判断されたものです。また、札幌営業所に旅行業務取扱管理者を選任していなかった点も問題視されました。
当時の記事を読み返してみますと、同社は「安全第一」をモットーとしてツアー登山関係団体のガイドラインを守り、トムラウシでも20回近くツアーを催行していたとのことです。「業務停止」と聞くと不真面目でいい加減な会社であるように受け取ってしまいますが、取材当時はそのような印象はうけませんでした。今回は関係者の話を聞けていませんので何ともいえませんけれども、一般論として「注意に注意を重ねても十分であることはない」類の話であることは間違いないでしょう。
先週の総評でも述べましたが、「安心感」や「信頼性」は今後の旅行会社が提供しうる大きな付加価値であるはずですから、是非ともおざなりにすることなく最大限取り組んでいただきたいと思います。
また、今週の2位はエア・アジアX(D7)が羽田空港に就航した記事になりました。就航当初から直販のシェアが90%超という数字は驚くべきものでしょう。LCCの定義にもよるものの、現在日本で最も成功を収めているLCCはジェットスター航空(JQ)であると思います。しかし、JQは自ら旅行会社を立ち上げるなど独自の戦略を進めており、直販比率も5割前後にとどめています。これに対してD7が今後、どのような戦略でどのような数値を残すのか非常に興味深いところです。
このほか、今週は、ジェイティービー(JTB)の田川博己社長と阪急交通社の生井一郎社長の記事も掲載しました。お二人が海外旅行市場で大きなシェアを持つ両社のかじ取りをどのようにしておこなっているのか、来年をどのように見通すのかについてお伺いしています。実際はインタビューの内容を抜粋したもので、インタビュー自体は年始の特別企画として掲載予定ですので、どうぞ楽しみにお待ちください。(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2010年12月第3週:12月13日2時〜12月17日18時)
第1位
◆アミューズトラベルが業務停止処分、登山事故で−観光庁、契約済みは対象外(10/12/16)
第2位
◆エア・アジアX就航、デイリー運航に意欲−直販が9割、LCCモデル普及に自信(10/12/13)
第3位
◆JTB田川社長、11年は「仕掛ける」年−「決心」継続、チャーターも積極利用(10/12/15)
第4位
◆シンガポール航空、A380を成田/LAX線に投入へ−来年3月27日から(10/12/16)
第5位
◆阪急交通社・生井社長、業績「計画通り」−消費者目線強化でシェア拡大へ(10/12/16)
第6位
◆ブリティッシュ・エアウェイズ、東京/欧州6.1万円から−羽田も対象(10/12/14)
第7位
◆日本航空、羽田/サンフランシスコ線で「後泊」サービス−3月末まで(10/12/14)
第8位
◆アリタリア、関空/ローマ線を増便へ−11年夏、週5便に(10/12/15)
第9位
◆日本航空、約200名の整理解雇を決定−希望退職追加募集は約40名の応募(10/12/13)
第10位
◆全日空、燃油サーチャージ値上げ−2月以降、欧米線は往復2.8万円に(10/12/14)
当時の記事を読み返してみますと、同社は「安全第一」をモットーとしてツアー登山関係団体のガイドラインを守り、トムラウシでも20回近くツアーを催行していたとのことです。「業務停止」と聞くと不真面目でいい加減な会社であるように受け取ってしまいますが、取材当時はそのような印象はうけませんでした。今回は関係者の話を聞けていませんので何ともいえませんけれども、一般論として「注意に注意を重ねても十分であることはない」類の話であることは間違いないでしょう。
先週の総評でも述べましたが、「安心感」や「信頼性」は今後の旅行会社が提供しうる大きな付加価値であるはずですから、是非ともおざなりにすることなく最大限取り組んでいただきたいと思います。
また、今週の2位はエア・アジアX(D7)が羽田空港に就航した記事になりました。就航当初から直販のシェアが90%超という数字は驚くべきものでしょう。LCCの定義にもよるものの、現在日本で最も成功を収めているLCCはジェットスター航空(JQ)であると思います。しかし、JQは自ら旅行会社を立ち上げるなど独自の戦略を進めており、直販比率も5割前後にとどめています。これに対してD7が今後、どのような戦略でどのような数値を残すのか非常に興味深いところです。
このほか、今週は、ジェイティービー(JTB)の田川博己社長と阪急交通社の生井一郎社長の記事も掲載しました。お二人が海外旅行市場で大きなシェアを持つ両社のかじ取りをどのようにしておこなっているのか、来年をどのように見通すのかについてお伺いしています。実際はインタビューの内容を抜粋したもので、インタビュー自体は年始の特別企画として掲載予定ですので、どうぞ楽しみにお待ちください。(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2010年12月第3週:12月13日2時〜12月17日18時)
第1位
◆アミューズトラベルが業務停止処分、登山事故で−観光庁、契約済みは対象外(10/12/16)
第2位
◆エア・アジアX就航、デイリー運航に意欲−直販が9割、LCCモデル普及に自信(10/12/13)
第3位
◆JTB田川社長、11年は「仕掛ける」年−「決心」継続、チャーターも積極利用(10/12/15)
第4位
◆シンガポール航空、A380を成田/LAX線に投入へ−来年3月27日から(10/12/16)
第5位
◆阪急交通社・生井社長、業績「計画通り」−消費者目線強化でシェア拡大へ(10/12/16)
第6位
◆ブリティッシュ・エアウェイズ、東京/欧州6.1万円から−羽田も対象(10/12/14)
第7位
◆日本航空、羽田/サンフランシスコ線で「後泊」サービス−3月末まで(10/12/14)
第8位
◆アリタリア、関空/ローマ線を増便へ−11年夏、週5便に(10/12/15)
第9位
◆日本航空、約200名の整理解雇を決定−希望退職追加募集は約40名の応募(10/12/13)
第10位
◆全日空、燃油サーチャージ値上げ−2月以降、欧米線は往復2.8万円に(10/12/14)