全日空、10月の国際線旅客数は4.7%増、15ヶ月連続プラス成長

  • 2010年12月10日
 全日空(NH)の2010年10月の国際線旅客数は、前年比4.7%増の38万1954人となり、2009年8月以降15ヶ月連続で前年を上回った。欧州、北米が好調であったほか、アジア、オセアニア方面も前年並みの数値を確保した。ただし、座席供給量をあらわす有効座席キロ(ASK)を10.0%増としたのに対し、旅客輸送量をあらわす有償旅客キロ(RPK)は8.3%増にとどまり、利用率は1.3ポイント減の79.8%となった。

 方面別では、欧州の旅客数が27.0%増の5万3794人と好調。北米も7.5%増の7万7333人となった。利用率は北米以外は前年割れ。最も高い数値を残したのは欧州で、4.8ポイント減ながら85.1%となった。

 なお、2010年4月からの累計では、旅客数が15.6%増の268万1291人、ASKが4.1%増、RPKが11.5%増、利用率は80.0%。また、国内線では、10月は旅客数が5.8%増の361万6475人、ASKが2.2%減、RPKが5.9%増、利用率が70.7%。累計は旅客数が2.8%増の2336万4837人、ASKが4.7%、RPKが3.0%増で、利用率は66.2%となった。