日本航空、上期の国際線旅客数は9%減−9月は前年反動も単価は上昇

JLの上期の旅客数を方面別で見ると、太平洋線とオセアニア線、中国線は前年を上回った。特に中国線はASKが28.1%減としたのに対し、RPKが1.6%増となり、利用率は21.4ポイント増の73.4%と大きく改善した。また、韓国も旅客数は18.5%減となったものの、ASKの調整により利用率は11.1ポイント増の81.2%となった。
なお、2010年9月の国際線旅客数は、18.7%減の83万6962人。減少幅が大きいのは、昨年のシルバーウィークの需要増加の反動によるもの。また、ASKを16.8%減と絞ったもののRPKが18.6%減となり、利用率は1.7ポイント減の77.2%となった。ただし、予約をコントロールし、ビジネス需要を中心に高単価の客層の比率を高めた結果、平均価格が約20%増加し、前年並みの収入を維持した。なお、上期および9月単月の方面別実績は下記の通り。

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