楽天トラベル、クーポンサービスを開始−宿泊施設が独自で発行可能に

  • 2010年11月15日
 楽天トラベルは11月11日、宿泊施設代金の割引クーポンサービス「Rakupon(ラ・クーポン)」の運用を開始した。楽天トラベルがクーポンを作成するのではなく、宿泊施設が独自にクーポンを発行できる機能を提供するのが特徴で、楽天トラベルによると旅行業界では初の試みとなる。宿泊施設が独自で発行できるようにしたため、発行枚数や有効期限、対象となる宿泊プランなどクーポンの適用条件は宿泊施設がニーズに応じて指定できる。楽天トラベルサイト上にラ・クーポンのページを設けるが、基本的には宿泊施設が既存顧客向けにクーポンのURLをメールで発信することを想定。ユーザーには無料でクーポンを提供する。

 楽天トラベルでは現在、ユーザー向けサービスとして、宿泊施設の決済額に応じて発行する割引ポイント「楽天スーパーポイント」を有しているが、宿泊施設を利用して初めて特典が発生するもの。しかし、ラ・クーポンは楽天会員の登録をしていれば宿泊利用の前にクーポンを取得し、割引価格での宿泊が可能となることから、特に新規ユーザーやライト・ユーザーへのマーケティングツールとしての効果を期待している。