全日空、上期の国際線旅客数は17.6%増、利用率は80%に−9月は欧州好調

  • 2010年11月10日
 全日空(NH)の2010年度上期の国際線旅客数は、前年比17.6%増の229万9337人となった。特にアジア・オセアニア線が21.2%増の158万7307人と伸びたほか、北米線も10.7%増の44万3549人、欧州線も9.4%増の26万8481人と好調であった。また、座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)を3.1%増とした一方、輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)が12.1%増と増加し、利用率は6.4ポイント増の80.0%となった。特にアジア・オセアニアが10.9ポイント増と大きく回復した。

 一方、9月は旅客数が6.5%増の38万3972人、ASKが9.2%増、RPKが7.3%増となり、利用率は1.4ポイント減の79.3%となった。方面別では、欧州線でASKを35.5%増としたところ、RPKが22.6%増にとどまり、利用率も8.5ポイント減の81.2%となった。