UA・CO、第3四半期は営業収益2割増−国際線搭乗率はいずれも86.2%に

  • 2010年10月28日
 ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス・インクは米国時間10月21日、ユナイテッド航空(UA)とコンチネンタル航空(CO)の2010年12月期第3四半期(2010年7月1日〜9月30日)の決算を発表した。営業収益は、UAが前年比21.7%増の53億9400万米ドル、COが19.2%増の39億5300万米ドルといずれも約2割増加。営業費用は2社ともに10%程度の増加に抑え、純損益ではUAが3億8700万米ドルの黒字(前年:5700万米ドルの赤字)、COが3億5400万米ドルの黒字(同:1800万米ドルの赤字)を計上した。

 主要路線の運航実積では、座席供給量はUAが0.7%増、COが0.6%増としたのに対し、旅客輸送量はUAが1.9%増、COが1.6%増。これにより、搭乗率はUAが1.0ポイント増の86.8%、COが0.8ポイント増の86.6%となった。国際線に限定するといずれも86.2%で、UAが1.5ポイント増、COが2.5ポイント増であった。また、旅客数はUAが4.2%減の1454万2000人、COが2.2%減の1191万4000人であった。

 このほか、国際線の旅客収入はUAが37.6%増の18億1200万米ドル、COが27.7%増の16億1600万米ドル。太平洋路線に限定すると、UAが43.2%増の8億6900万米ドル、COが34.7%増の3億4400万米ドルとなった。

 なお、2社の決算は第4四半期から連結する予定だ。