スポーツ観光マイスターに大林素子氏を任命−国内、訪日旅行の活性化へ

  • 2010年10月27日
 観光庁はこのほど、スポーツ観光マイスターに元バレーボール日本代表の大林素子氏を任命した。スポーツを核に国内旅行や訪日旅行のアピールを実施してもらい、スポーツ観光のさらなる推進をはかるねらいだ。観光庁長官の溝畑宏氏は大林氏に対し「世界に行き、日本の魅力をアピールしてほしい。また、世界各地を訪れている大林氏に、地元の人々が気づいていない魅力を掘り起こしていってもらいたい」と期待を述べた。また、10月29日に開幕する2010年世界バレーの女子日本大会をアピールし、海外から観戦しに訪れる旅行者に対し、日本の魅力を発信していく。大林氏も「日本代表として、現役に戻った気持ちで頑張りたい」と意欲をみせた。今後はバレーボールの指導や講演などで全国を回るなかで、訪れた地域と連携し、いろいろな取り組みを実施していくという。

 なお、スポーツ観光マイスターには、F1の小林可夢偉氏、元サッカー日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏、ビーチバレーの朝日健太郎氏などこれまでに計10名を任命しており、大林素子氏で11人目となる。