ユナイテッド航空とエア・カナダ、米加間で戦略的提携へ−2011年初旬にも

  • 2010年10月18日
 ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス・インクとエア・カナダ(AC)はこのほど、米国/カナダ間路線で戦略的提携(ジョイントベンチャー)を実施することについて覚書を交わした。ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス・インクは、さきごろ合併したユナイテッド航空(UA)とコンチネンタル航空(CO)の持株会社。ジョイントベンチャーは2国間の路線について収益を共有するもので、2社ではサービスや運賃面で顧客にメリットが提供できると説明。また、コードシェアによりACの米国内の就航都市は59から210に、UAのカナダ国内の就航都市は16から59に増加する。

 米国運輸省(DOT)からのATIはすでに取得しており、必要な申請手続きなどを済ませた後、2011年はじめにはジョイントベンチャーを開始できる見込みという。

 なお、UAはルフトハンザ・ドイツ航空(LH)などと大西洋路線でジョイントベンチャーを実施。また、全日空(NH)と太平洋路線での独占禁止法適用除外(ATI)を申請中で、DOTから仮認可を受けたところ。月内にも日米両国から正式な認可を受けられる見込みだ。


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