ジャルパック、オペレーター事業縮小、人員削減も−北米・オセアニアで

  • 2010年10月7日
 ジャルパックは近く、北米とオセアニアのツアーオペレーター事業を縮小する。同社広報室によると、現地法人のジャルパックインターナショナル(JPI)アメリカとJPIオセアニアで実施していた、団体旅行を中心とする手配旅行から撤退。「JALパック」の仕入れや“受け”は継続するため会社は存続するものの、手配旅行関連の業務を担当していた2社の日本支社は廃止する。また、手配旅行の担当者は解雇する。すでに取引先には案内を開始。新規の受注や見積は10月1日付けで中止している。11月30日出発分の旅行の取り扱いを最後に手配旅行関連の業務を終了する予定だ。

 ジャルパックではこれまでも、2008年にアメリカ発のアウトバウンド旅行を取り扱うJPI・USAなどをジェイティービー(JTB)に売却したほか、経営再建を進める日本航空(JL)グループの事業再編の一環で、中国や台湾、アジア方面でも事業を縮小していた。現在のところ、JPIヨーロッパについては事業縮小の計画はないものの、引き続きJLグループとしての事業見直しは継続するという。

 なお、今回の事業縮小による人員削減の規模は集計中という。


※訂正案内(2010年10月8日 12時30分)
訂正箇所:第1パラグラフ第2文〜第4文
誤:受注型企画旅行

正:手配旅行

訂正箇所:第1パラグラフ最終文
誤:11月31日

正:11月30日