KNT、8月の海外旅行取扱額は37%増、団体が大幅増−国内低調も訪日は2倍に

  • 2010年10月4日
 近畿日本ツーリスト(KNT)の2010年8月の旅行総取扱額は、前年比7.8%増の441億5921万4000円となった。このうち海外旅行は37.0%増の166億1047万3000円。団体旅行が学生、一般とも好調で84.8%増の37億4651万9000円となったほか、企画旅行もホリデイが伸びて34.4%増の76億3952万5000円と前年超え。個人旅行も18.3%増の52億2442万9000円となった。

 一方、国内旅行は団体、個人、企画ともに前年割れ。特に団体は前年に特需があった反動で19.8%減の43億2964万3000円となった。企画旅行は2.2%減の17億2739万46000円、個人旅行はクーポン券などの取り扱いが不調で8.7%減の44億550万9000円となった。

 外国人旅行は、前年までグループ会社に計上していたアジアと中国からの取扱実績をKNT本体に計上したこともあり、116.6%増の11億4978万5000円となった。

 なお、1月からの累計では、海外旅行が16.5%増の928億2830万2000円、国内旅行が3.4%減の1550億9874万1000円、国際旅行が51.0%増の50億4296万4000円となった。