全日空、国際線の成長鮮明、7月の旅客数は2割増−日本航空は1割減に

ただし、JLでは座席供給量の削減やそれに伴なう旅客数の減少の一方、予約の調整を進めた結果平均単価が20%増となり、収入も10%増と収益性が改善できているという。方面別では、中国の回復がめざましく、旅客数が4.8%増の15万2564人、ASKが33.8%減であるのに対してRPKが3.5%増となり、ロードファクターは27.4ポイント増の76.7%となった。

NHは、北米、ヨーロッパ、アジア・オセアニアと大まかな方面でしか実績を発表していないものの、北米のASKを0.9%減とした以外は、旅客数、ASK、RPKのすべての数値でプラス成長。利用率はヨーロッパが唯一0.2ポイント減となったものの、概ね好調な数値を維持した。

なお、国内線では、JLは旅客数が6.8%減の305万5892人、ASKが9.3%減、RPKが7.0%減で、ロードファクターが1.5ポイント増の61.6%となった。NHは、旅客数が前年並みの330万7204人、ASKが5.1%減、RPKが0.2%増となり、ロードファクターは3.3ポイント増の63.7%となった。