デルタ航空、羽田は「首都圏需要」−B747の内装刷新も、水平シート導入へ

現在のところ、スカイチームに日系航空会社が加盟しておらず、日本国内各地から羽田を経由して北米に向かう需要を取り込むことが困難だが、「パートナーになり得る可能性のある、羽田への路線を持つ航空会社と交渉はしていく」とした。
▽B747-400型機の内装を刷新、水平シートやエコノミーにも機内エンタメシステム
DLは2011年夏からの約1年間で、成田路線でおもに使用するボーイングB747-400型機の内装を刷新する計画だ。保有する同型機16機すべてについて、ビジネスクラスにフルフラットベッドシートを導入するほか、エコノミークラスにオンデマンドの個人用オーディオ・ビデオモニターを装備したシートを設置。エコノミークラスはシートピッチも現在より広い間隔とし、座席下の収納スペースも大きくなるという。
なお、この計画は、現在進めている総額10億ドル以上を投じる設備投資計画の一環。バスティアン氏は、「アジア太平洋地域で、フライト数や就航都市数だけでなく、機内サービスの面でも米系航空会社のリーダーになる」と意欲を示した。