日本政府観光局（JNTO）は、長野県とJRグループが10月から12月にかけて実施する「信州デスティネーションキャンペーン（信州DC）」の訪日外客向けプログラムを支援する。DCは地方自治体、地方観光関連業者、JRグループの3者が協力して対象デスティネーションの集中的なプロモーションを実施し、送客増をはかるもの。JNTOでは、DCをインバウンド誘致に活用することでDCの国際化をねらう。今年4月から6月に実施された奈良DCでも海外へのニュースレターの発信などで協力をしていた。

　信州DCでは、JR東日本が販売する「JRイーストパススペシャル」など、信州DCにあわせて設定される訪日外客向けの商品や、長野市、松本市、上田市、軽井沢市などで実施するプレゼント企画などをJNTOのウェブサイトで紹介。また、JNTOの各海外事務所で広報活動も展開する。さらに10月には韓国、台湾、香港、シンガポール、タイから11名の海外メディアを招きプレスツアーを実施。今後は、2011年に実施される青森DCや群馬DCにも協力する予定だ。