ジェットスター航空、組織変更で基盤強化−全体を統括する新役職設置

  • 2010年8月11日
 カンタス航空(QF)はジェットスター航空(JQ)の組織変更および人事異動を8月16日付で実施する旨を発表した。ブランド全体を統括する新たな役職として「ジェットスター・グループCEO」を設置する。これは将来的な成長に向けた強固な基盤を築くためのもので、新市場、とくにアジア全域で拡大する航空市場に対応するため体制を整える。

 JQグループCEOには現在JQのCEOを務めるブル−ス・ブキャナン氏が就任。JQブランド全体を統括し、新市場の拡大に注力していく。また、中核市場であるオーストラリアとニュージーランドでの成功維持を担う「ジェットスター航空オーストラリアおよびニュージーランド担当CEO」を新たに設置。現カンタス航空(QF)コーポレート・サービスおよびテクノロジー担当グループエグゼクティブのデイビッド・ホール氏が就任する。

 さらに、既存業務の拡大も実施し、経営体制の強化をはかる。ジェットスター・アジア航空(3K)CEOのチョン・フィット・リアン氏が既存の職務に加え、アジア地域におけるJQの投資および事業も担当するようになる。なお、3K・CEOとJQオーストラリアおよびニュージーランド担当CEOは、JQグループ・エグゼクティブチームの一員としてグループCEOの直属となる。