6月の国際線需要は12%増、欧州以外は2ケタ増に−ロードファクターは約8割

  • 2010年7月30日
 国際航空運送協会(IATA)によると、2010年6月の国際線旅客需要は前年比11.9%増となった。欧州以外の全地域で2ケタ増となるなど好調であったため。座席供給量は微増に留まり、ロードファクターは79.8%で史上最高値となった。旅客数は、経済危機前のピークである2008年第1四半期を1%から2%上回っているという。

 地域別の需要では、アジア太平洋で中国が全体を牽引して15.5%増となったほか、北米は10.8%増となった。北米はロードファクターが86.6%で全地域で最も高くなった。

 なお、5月の国際線旅客需要は全体で11.7%増となり、座席供給量が4.8%増であったため、ロードファクターは76%となった。